プロローグ ページ1
｢くっそ！どこ行った？！｣
｢逃げ足早いヤツめ！｣
路地奥のビルの隙間に息を潜めて隠れこの状況をやり過ごすドンヘ。
静かに呼吸を整えながら僅かな視覚と聴覚を研ぎ澄まして追っ手が立ち去るのを待った。
やがて追っ手の声が遠くなり姿も見えなくなったところでビルの隙間から出てきた。
DH｢…誰が捕まるか…｣
吐き捨てるように呟いて路地奥から出ようとしたところで道を塞がれた。
咄嗟に逃げようとして｢おい待てよ｣の声に振り向いた。
身なりのいいスーツ。
顔は逆光でよく見えなかったが追っ手じゃない事だけは理解した。
DH｢…誰だ？｣
YN｢通りすがりの赤の他人だけど？｣
DH｢…あほらし…｣
頭のおかしなヤツか？関わるのはよそうと男の横を通り抜けようとすると男はドンヘの腕を掴んで引き止めた。
DH｢何だよ！離せ！｣
YN｢良いのは威勢だけじゃないようだな。その面も女ウケしそうだ。｣
DH｢ああ？！赤の他人がエラそーに言ってんじゃねえぞコラ！｣
YN｢赤の他人じゃない。今日からお前の雇い主だ。｣
そう言ってドンヘに名刺を渡した。
DH｢夜王倶楽部代表取締役チョンユンホ…なんだよ夜王倶楽部って。｣
YN｢ホストクラブだ。俺がお前を買ってやるよ。｣
DH｢買うって…はあ？！ふざけんなっ！誰がホストなんかになるか！｣
YN｢そんな事言ってる場合か？お前を追ってたヤツら金貸しだろ？かなりタチの悪い金貸しから金借りてるじゃねえか。｣
DH｢俺が借りたんじゃない！俺はただ保証人になっただけで…っ｣
YN｢借りたヤツがバックれたら代わりに保証人が払うってのは法律で決まってんだよ。無知が。簡単にハンコなんか押すんじゃねえよ。｣
DH｢そんなアイツが逃げるなんて…っ…思わなかったか…ら…｣
YN｢逃げたからお前が追われてんだろうが。それが現実だ。｣
DH｢…｣
至極当たり前な事をユノに言われて何も言い返せないドンヘ。
YN｢その金、俺が肩代わりしてやるよ。｣
DH｢…え？｣
YN｢その代わりお前は俺の店で働け。肩代わりした分は給料から1割ずつ引いていく。どうだ？悪くない話だろ？｣
DH｢…｣
YN｢お前、なんて名だ？｣
DH｢…イ…ドンヘ…｣
これがドンヘとユノの出会いだった。
この出会いがこれからドンヘの運命を大きく変えていく…
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ひろ子(プロフ) - bubuさん» ライブDVD買ったわ。見入っちゃう。やっぱり板前よりロン毛がいいねぇ！ (2021年10月13日 12時) (
レス) id: 96563d978c (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - ひろ子さん» リアルは酒飲めないヤツだけど(笑)ほんま、ライブ映像で見た時の妄想のまんまで描いて行きます。この曲の頃の長髪ドンヘってなんか歌舞伎町にいますって感じなんだよね(笑) (2021年10月13日 9時) (レス) id: 88e5b3d5fe (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - 沙羅さん» 私も書くの初めてだな。たぶん。SJペンの娘とD&Eのライブでこのタイトル曲見て、この妄想ふくらませたのがきっかけなんでどこまで書けるか分からないけど。超ゆっくり更新で頑張ります。 (2021年10月13日 9時) (レス) id: 88e5b3d5fe (このIDを非表示/違反報告)
ひろ子(プロフ) - ドンちゃんのホスト…接客されたいなぁ。飲めない割に積むよね。 (2021年4月17日 23時) (レス) id: 96563d978c (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ホスト〜！！////きゃ〜っっ！！ピンドンタワ〜！フルーツ盛り合わせ♪どんどん持ってこいや〜。私、ホストもの読むの初めてかも〜楽しみです。 (2021年4月13日 22時) (レス) id: 27a93b8085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu
| 作者ホームページ：http://twitter.com/comububu
作成日時：2020年8月28日 1時
