シェアハウス～changmin～3rd (ページ9)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:170,809 hit

ポムルのハラボジ、上京するパート5 ページ9

だいたいの概要は分かった。

一応、お母さんに連絡。

私とチャンミンでお父さんの泊まっているホテルに踏み込む。

「よろしいですか？」

私たちだと警戒されるのでホテルの人にお願いしてノックしてもらうことに。

「(頷くチャンミン)お願いします。」

コンコン！

「恐れ入ります。ホテルの者ですが。」

ガチャ。

ドアが開いた！

「はい？」

「よし！踏み込めっ！」
「お父さんっ！」

「なっ？！チャンミン？！A？！」

中に入ると大方の予想通り怪しき祭壇が組まれていた。

「お義父さん！こんな事していいと思ってるんですか？！」

「何がっ？！ワシはなんも悪い事なんてしとらんぞっ！」

「お義父さんが変な祈祷だか、まじないだかをやってくれたお陰で僕は夢にうなされたんですよ？！」

「夢？！夢を見たのか？！どんな？！どんな夢だ？！」

「リンゴに埋もれる夢ですよっ！」

「リンゴ？！リンゴに埋もれた？！っしゃあ？！やったーっ！デカした！デカしたぞ！」

「……何がデカしたね。」

「ぐっ？！か、母さん？！」

「婿が夢にうなされたっていうのに喜ぶバカがどこにおるの？！そこに座りなさい！！」

「はい……」

しゅんとして床に座るお父さん。

これから始まる母の説教たいむ。

何度、実家で目にしてきたことか。

「お父さん。私たちの孫ですよ？」

「…わかってる。」

「可愛くないんですか？」

「可愛いに決まってる！けど…どうせなら女の子が…」

「お父さんっ！！」

「はいっ！ごめんなさいっ！自然に任せますっ！祈りませんっ！もう二度っ！」

お母さんにこっぴどく怒られたお父さんは、祭壇を撤収し、ホテルに謝罪して、先に田舎へ帰って行った。

「ったく！困った人だ！お義父さんは！」

「悪気はないんやけど、ちょっと思い込みが激しすぎて堪忍なあチャンミン(苦笑)」

「でもやり過ぎだよお父さんも。いくら女の子が欲しいからって。」

「それなんやけどなぁ…ふふ。たぶんポムルは女の子やわ(笑)」

「チャンミンが見たリンゴの夢？でもあれはきっとお父さんが持って来たリンゴのせいで」

「うちも見たんよ(笑)」

え？チャンミンと顔を見合わせた

「桃の実がたわわになってる夢。果物は女の子なんよ？」

じゃ、ほんとにポムルたちは女の子なの？