シェアハウス～changmin～3rd (ページ28)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:170,847 hit

対峙する時 side changmin ページ28

ガチャ……

ドアを開けて中に入ると、俺を見て一瞬驚いた顔を見せた

｢僕の事は分かりますか？｣

初めてへジョンをまっすぐ見た

ブスではないが美人でもない、だが自分を過大評価するタイプ

プライドだけはバカでかいはずなのに精神疾患を？

会ってピンと来た

へジョンが罪から逃れるために演じたのかと思ったけど、どうやら違うようだ

ガチャ！

｢彼女は精神疾患なんですよ？！弁護士の私を抜きに会うなんて認められません！｣

弁護士に言わされたんだな。

不本意に……

｢すみません弁護士さん(ニッコリ)検事さんからこの方が僕のファンだと聞いたのでお会いしたいと無理を言いました。どうしても言いたい事があったので(ニッコリ)｣

｢フッ。言いたい事？あなたの奥さんを襲ったとでも罵るつもりですか？責任能力もない哀れな人ですよ？｣

そうだな

本音はその事も含めて罵ってでも言いたいさ…！

けどそんな事をすればこの勝利にとことん拘る器の小さい弁護士の思うツボ。

その手には乗らない。

こっちが揺さぶってやる……！

｢いいえ(ニッコリ)責任能力のない方にそんな事を言っても仕方がないでしょう？むしろ…有難いと思いました(ニッコリ)｣

｢有難い？｣

｢ええ(ニッコリ)この事件が起こらなければ、僕の妻はこの方に任せる事になっていました……この責任能力のないこの方に……考えただけでもおぞましい｣

｢おぞましい…？｣

｢そうです。責任能力のないような人間に大切な妻とお腹のこどもたちの命を預けるなんて考えただけでゾッとします。｣

そう言った瞬間、へジョンの顔色が変わり俺を見た