シェアハウス～changmin～3rd (ページ22)

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検査入院&手術パート10 side changminmother ページ22

「お義母さん、本当に申し訳ありません…こんな事になってしまって……」

「何言うてますの。こちらこそ、娘のためにこんなに良くしてもらって感謝してます。ありがとうございます…」

「頭をあげて下さい…っ！」

「ったく！あの子もバカやね！こんなに皆さんに迷惑かけて！早う目を覚ませばええのに！」

「お義母さん…」

お義母さんだって心配なはずなのに、私たちに気をつかってこんな風に言って下さるのが、本当に申し訳なかった

「チャンミン、お義母さんがお弁当作って持って来て下さったわよ…？」

「……僕はいい。母さんが食べて…」

「でも」

「Aだって何も食べてないのに……どうして僕が食べられる…？！」

「チャンミン…！」

「おばさん」

「ユノくん…」

「無理に押しつけたってアイツは食べません。今はアイツの好きなようにさせましょう…？」

お弁当をサイドボードの上においてユノくんと部屋を出た

部屋を出た瞬間足元がふらついた

「おばさん？！」

ユノくんに支えられながら部屋の前の長椅子に座った

「おばさんの方こそ休んだ方がいいですよ？」

「Aのご両親に申し訳なくて…かけがえのない我が子よ？傍にいたいでしょうにチャンミンがあんなだから気をつかって……」

「大丈夫ですよ…Aさんのご両親は強い人たちです…その二人の娘のAさんもきっと大丈夫です……信じましょう？だけどチャンミンは違います……アイツは脆い……無理をさせたら壊れる……」

昔…あの子が事務所に冷遇されて苦しんでいた時…私たちの前でも、ユノくんの前でも無理して平気なフリをしていた…

そんなあの子を救ってくれたのはAだった…

Aと出会って初めて自分をさらけ出す事ができるようになった…

だからこそ…Aはあの子にとって、ううん私たちにとっても、ただの息子の嫁じゃない、何物にも変えられないかけがえのない我が子同然…

「ユノくん…あの実習生の事は…？」

「警察で取り調べてますが…ずっと黙ってます……わかったのはチャンミンのファンだったこと…Aさんを呪うようなものも出てきたそうです…」

「なんてこと…っ！」

「ともかく今はチャンミンにAさん以外の事を考えさせたくない…！仕事も僕がなんとかするので…チャンミンの好きにさせて…」

ユノくん…

ありがとう…