シェアハウス～changmin～3rd (ページ20)

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検査入院&手術パート8 side changmin ページ20

「チョン先生！オ先生！」

やっと手術室のランプが消え、脳外科のチョン先生と産科のオ先生が出てきた。

「オ先生」

チョン先生がオ先生から話すように促した

「シムさん。暴行の衝撃で内子宮口が開く可能性があったので緊急で閉じさせて貰いました。シロッカー手術は成功です。」

「じゃあポムルは？！もう大丈夫なんですか？！」

「はい。心配いりません。」

「良かったわね…！チャンミン！」

オ先生の笑顔を見て一つ安堵する

「奥さんの方ですが」

今度はチョン先生がAの状態を説明してくれた

「頭部打撲による手術痕の裂傷、脳内出血、出血による脳肥大で緊急を要する手術を行いました。最初、切開した箇所から少し大きく切って、そこから出血部分を探し止血して、脳内に残った血は取り除きました。」

「じゃあAはもう大丈夫なんですか？！」

「出来る限りの事はやりました…」

「出来る限りの事はって……それはどういう意味ですか？！チョン先生？！」

「チャンミンっ！」

感情的になる俺を母さんが身を呈して止めた

「生命の危険からは回避できたといえます。ですが意識が戻るかどうかは…待つしかありません……申し訳ありません…！私が出来るのはここまでです…！」

頭を下げるチョン先生

俺は膝から力が抜けてその場にへたりこんだ…

麻酔が切れた頃合いを見てAはICUに移された

「A……！ごめん……ごめんな……？俺が……あの場を離れなかったら……こんな事に……っ！」

ポムルたちが助かったって意味がない……

Aの意識が戻らなきゃ……っ

【ステーション】

「ね！ね！外凄いわ！マスコミだらけよ！」

「そんな事よりICU見てよ！いっぱいアイドルが集まってる！こんなの初めてよ！」

「実習なんてつまんないって思ってたけど、この病院最高ね！」

Aの事を聞いて病院にやって来る芸能人に自分たちの立場も忘れてキャーキャー騒ぐ実習生たち

その中で一人淡々と準備するへジョン

「へジョン。何やってるの？」

「あ、先輩。シムさんの点滴とか薬を準備してました。」

「その必要はないわ。」

「え？先輩それって担当を変えるって事ですか？！他の子にやらせるの？！」

「え？！私たち出来るの？！」

「いやーん！私やりたい！」

「そうじゃないわ！実習生はみんなここから出て行きなさい！」