シェアハウス～changmin～3rd (ページ7)

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ポムルのハラボジ、上京するパート3 ページ7

「何を調べてたんですか？ユノさん。」

「いや、それがね。俺、結構熟睡するタイプだから夢なんて滅多に見ないんだけど、昨夜、なぜか珍しく夢を見たんだよね。」

へーえ。

「で、その内容がちょっと気になったから、何か意味あるのかなって調べたんだ。そしたら時間はかかるけど望みが叶うって。」

「え？！凄い！どんな内容の夢だったんですか？！」

「それは勘弁して(苦笑)恥ずかしいから。」

「ケチ！」

「Aさんはいつも詮索し過ぎ(笑)」

「だったらユノさんの願い事って何ですか？」

「言わない。」

秘密主義！

隠し事多すぎ！

「まあまあ落ち着いて下さい(苦笑)夢で思い出しましたけど胎夢って見ました？」

「てもん？」

「そうです。その夢に出てきたものによって生まれてくる子供が男の子か女の子かわかる予知夢みたいな夢です。ウチはケランがまだどっちかわかんない時に実家の母が天満宮って日本の学問の神様が祀ってある神社に参拝して金色の牛の御神体を撫でる夢を見たんですよ。その話をお義母さんに話したら牛は間違いなく男の子だって。そしたら次の検診で男の子ってわかりました(笑)」

へえー、そうなんだ。

「胎夢か……」

私もユノさんと一緒で熟睡タイプだから夢あんまり見ないんだけど。

チャンミンは見るのかなあ？

「んん……っ……ん……うわあああ？！」

どうしたの？！チャンミン？！

「ハアハア……すっげえ怖い夢見た……っ」

「怖い夢？」

「ああ……リンゴに……リンゴに埋もれていく夢だった……っ！」

「もう(笑)チャンミンがお父さんの持って来たリンゴに拘るからそんな夢見たんじゃないの？(笑)」

「いやっ！あれはお父さんの呪いだっ！そうだ！あれ！」

枕を投げ捨てる。

「こいつだ…！」

お父さんが持って来た安産のお守り？

「絶対こいつが元凶だっ！」

ビリビリ！

あ、封筒破って中身出しちゃった