ヒニムの中心 (ページ39)

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チャクサラン(片思い) hc ページ39

kh「顔がデレーってするんですよ」

俺の顔真似のつもりか、

目を細めて鼻を膨らませるキュヒョン。

hc「は！？！？」

俺が、いつデレーってした？

kh「とりあえず、芸能人キム・ヒチョルじゃなくて、

Aのことが大好きな男って感じ」

訳が分からない。

憎たらしいキュヒョンのニヤニヤ顔。

kh「PVのストーリー聞きましたよ」

hc「おう。それで？」

kh「猫のチャクサラン(片思い)でしょ？」

hc「ああ」

まだニヤニヤのキュヒョンの目がキラキラしている。

人をいじる時、こいつはいつもこうやって目を輝かせる。

さすがはブラックマンネ。

kh「残念ながらヒョン、

その様子だとヒョンのチャクサラン！」

hc「モ(何)！？」

キュヒョンにデコピン。

kh「人間関係って他人にも簡単に分かるって言うじゃないですか」

世渡り上手・トゥギの言葉のクオート。

あたかも自分の言葉であるかのように得意気な顔。

kh「聞いてみると叶わぬチャクサラン設定らしいじゃないですか。

ヒョンはツンデレのツンだけ集めたような役で、

猫のAになんて目もくれない役。

なのにヒョン無意識にデレーだから心配」

何で、キュヒョンに心配されているんだ、俺。

hc「良い感じにカッコつけてれば大丈夫だ。

ツンツンする演技くらい朝飯前」

そう言ったら、キュヒョンの口から衝撃の言葉。

kh「世界のジョーン・ジンの目は誤魔化せませんよ？」