ヒニムの中心 (ページ36)

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時の流れ hc ページ36

ホン・イギョンという女が、ここまで良くも悪くも女っぽいとは思わなかった。

中学までは、クラスのできる子、だけどひねくれたところがなくて純粋で、

というイメージだったのに。

yg「Aシは歌手としての立場で話ができないの？

これって、ドラマの出演者が復讐劇は嫌だからラブコメに変えてって要求するようなものよ」

A「すみません」

話しているうちにAが押されまくり、

上司から部下に説教している風に見えるほどになった。

終いにはすみませんと謝ることしかしなくなった。

話は平行線というかむしろ俺たちが曲げられたような形で終わった。

会議後さっさと部屋を出て行ったイギョンを引き留めた。

hc「お前、どうした？」

昔と雰囲気や物言いが違うから思わずそう言っていた。

イギョンは振り返って、笑う。

あまり好きな笑い方ではない。

yg「ごめんねオッパ。

オッパのデビュー作ならオッパの思い通りにしてあげたいのは山々だけど、

脚本家と役者の独立は守らないといけないから。

原則を破ると非効率で、誰の特にもならないわ」

原則原則って、

いつからイギョンはこんな堅物になってしまったんだ。

時の流れは人を変えるほど激しかった。