ヒニムの中心 (ページ27)

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プロモーション　you ページ27

30分前だというのに200人ほどの報道陣がごった返して、会見場のホテルの部屋は満員に。

どうやって「上手いこと説明する」のかと思ったら、私を記者の目に触れないところに置いて、

hc「ここで俺を見てろ。そして絶対にここから動くな」

と言う。

肩にポンと手を置くと、数えきれない記者やカメラの中に飛び込んでいくヒチョルシ。

hc「お忙しいところお集まりいただきありがとうございます」

カメラのシャッター音。

きついフラッシュだったが、ヒチョルシは大きな目を伏せることなく報道陣に向けた。

hc「まず、ご迷惑をおかけした方々に心からお詫び申し上げます。

私の写真によって誤解を受けた多くの方々、そして不安な心を抱かれたであろう私のファンの方々、

非常にご迷惑をおかけしたことを謝罪します。本当に申し訳ございませんでした」

なんでヒチョルシが謝るの。

深々頭を下げるヒチョルシを見て心が痛んだが、

頭を上げてすぐ、ヒチョルシは私の方をちらりと見て気にするなと片唇を上げた。

hc「そして、私どものプロモーションによって記者の皆様に余計な労力を使わせてしまったことも、

申し訳ないと思っております」

会場がどよめいた。

今度は、ヒチョルシが頭を下げることはなかった。