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3,オッドアイの青年 ページ3
「キヨくーーん、いい加減早く出て来なよー！」
そう言いながら、「キヨ」と呼ぶ青年の声はだんだん大きくなってくる。
「おーーーーーーーーーーい！！」
ついに、その青年は、私がいる部屋に入って来た。
「おーいキヨく…………あ！キヨくん！」
「…………もうちょっと声を小さくしろよ…。」
そう言うと、「キヨ」と呼ばれた青年は、その青年を睨む。
「ごめん、ごめん。けど、誰も居ないんだし、別にいいでしょ？」
「いるんだが…………。」
そう言うと、「キヨ」と呼ばれた青年は、私の方へ指を指す。
「えっ？」
「キヨ」と呼んだ青年は、驚いた顔で私の方を見た。
青年は、黒髪で、目が黒と緑のオッドアイで、床まで届くぐらいの長いマフラーをしていた。
「………君、誰？」
「あの死体の子です………。」
「え、本当に？……………………はぁ、キヨくん、この子どうするの？」
「…………それは」
「あの死体と同じように…………殺しちゃうの？」
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作者名：彩 | 作成日時：2018年5月23日 19時
