Colorful Magic ４

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形勢逆転じゃっ。


「えっ、あっ、大毅？」


「ともは慌ててる顔も可愛ええな。
やけどな、
生意気な子ぉには、
お仕置きする」


「俺、生意気ちゃう！」


「生意気やろ？
彼氏のこと可愛いなんか言うて」


「やって、大毅、可愛いもん」


「可愛いなんか言われへんようにしたるわ」


俺から唇合わせて、
深く深く求めてく。


「大っ、あっ、あかんって。
実家やねんから」


「こんな広いお屋敷で、
外に聞こえるわけないやん」


「そうやけどっ・・・
あかんのっ」


まだ無意味な反抗してる、
ともの唇はキスで塞いで。


甘く甘く重ね合う。


これ、キスだけで済みそうないな・・・

けど、その前に。


起き上がって、とものことも起こしたる。


「大毅、どうしたん？」


ちょっと寂しそうにするんがたまらん。


「とも。目ぇ閉じて？」


「なんで？」


「何でも」


素直に目を閉じるとも。


キス、期待した顔して。

ほんま可愛ええな。


神山家のお手伝いさんが、
急遽用意してくれた部屋着は、
ともと色違い。

高級品って、
とんでもない着心地ええねんな。


ふわふわもこもこ。


「とも、ショートケーキみたいやあ」


「大毅、何言うてんの？」


「あっ、目は閉じとくんやで？」


「う、うん・・・」


先に、ソファの下に隠しといた、
遅ればせながらのクリスマスプレゼント。

ともの手首取って、
かっこよくブレス付けようと思ってんけどさ、
金具に苦戦して、
うまくいかへん。


「大毅？
キスしてくれへんの？」


あー、ともが目を開いてしまった・・・


タイムオーバーや。


なんでこないカッコつかへん男やねんっ。


ブレスなんか付けたことないから、
慣れてないねんて。


ささっと後ろ手に隠して。


「とも、期待してしもてたな。可愛い」


余裕あるフリ。


「いいやんか！
悪いん？」


「ううん、可愛い。
けど、今回はキスしようとしたんやなくてさ。
これ。
遅れたけど、大ちゃんサンタから」


もうサプライズは無理やってことで、
諦めた！


「大毅・・・」


とも、じーんとした顔して。

可愛えっ。


「クリスマスプレゼントやで？」

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