Colorful Magic ２

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流星が引き留めてる。


「うん、けど、冬休みの課題終わってないねん。
部屋戻ってやらなやばいねん」

小瀧って、流星には敬語使わへんねんな。


「じゃあ、俺、教えたろか？
望の部屋行こか」


「ええん？
流星ありがとお！
数１難くて。
助かる！」


「流星、勉強苦手やん。
教えら、れ、へぇんにゃ」


話してる途中で、
ともに、口塞がれた。


なんでやねんっ。


あ。

でも、流星と小瀧が部屋出てってくれたら、
俺ら、二人きりやん！


それは願ったり叶ったりや。



バタンとドアが閉まった途端。


「とも、そんなに俺と二人きりなりたかったん？」


にやけて聞いてしもた。


「ちゃうって！
なんか二人ええ雰囲気やったやん！
二人にしてあげたかってん」


「ふえ？」


「しげ、鈍感過ぎ」


「もう誰もおらんのに、
しげ呼ばんでええやん」


「あ・・・
それはどっちでもええねん。
流星、のんちゃんのこと、
特別な目で見てた感じやったやん。
大毅、ほんまに気付いてへんの？」


「ほえ？
そうなん？」


「彼女とは別れたって、アピールしてたやろ？」


「そんなこと言うてた？」


「言ってました。
大毅って恋愛関係興味ないよな」


「う、その通り過ぎてぐうの音も出ません」


「なら、なんで俺と、」


「ともは特別やもん。
ともに会って初めて感じてん。
ビビビーって！
一年の文化祭で初めてともを見て電流走った。
一目惚れって実在するんやで！」


「え・・・
そんな前から？
大毅、俺んこと好きやったん？」


「あ・・・言うてもうたやん！」


むっちゃ恥ずいし。


「やから、部活こっそり覗いてたん？
ダンスに興味あったんちゃうねや」


「・・・ええやん！もう！」


「ふは。嬉し」


ともがぎゅうって抱きついてきた。

勢い余って、倒れそうんなったけど、
なんとか体勢整えて、抱きしめ返す。


「ともは？いつから？」


「分からへん」


「なんなん、その曖昧なん！」


くぅっ。つまらん。


「やって、ほんまに分かれへんもん。
クラス一緒んなってから、
気にはなってたよ？
いつ意識してんやろ・・・」


「俺ん片想いやってんな」

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