【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど④ (ページ47)

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橙色と柳色4 ページ47

【橙沢side】

岡村「とても1，2年だけのチームとは思えない。あの桐皇と点の取り合いで勝ったぐらいだ。攻撃力だけなら、もはや今大会一と言ってもいい。
明日が楽しみじゃい…超DF型チームと、超OF型チーム。最強の矛と盾、どちらが上かな…？」

岡村さんがそう言うと、全員の目つきが変わったように思えた

明日…桜太君と戦うんだ…勿論公式で戦うことなんて初めてだ

橙沢「…」

陽泉監督(荒木監督)「橙沢、飴宮のマークはお前だ。頭脳面なら尚更、勝てる可能性があるのはお前しかいない。明日は＿＿＿」

監督、無理ですよ

俺は、思惑師に勝てる部分なんてないです

どう考えたって負ける…

……と、言いたいけど

晴樹君と戦った桜太君を見てたら、桜太君に勝ちたくなった

悔しかった…桜太君が誠凛で、霞ヶ丘以上のプレーをしたことが

悔しかった…僕のパスよりも力を引き出されていたのが

悔しかった…これじゃあ僕の存在意義がないじゃないか

天光の師表として、桜太君の相棒として…幼馴染の2人に勝つ

そして俺は、なんとしてでも“準決勝で海常と”戦わなければいけない

それが、今回の俺の使命だ

橙沢「すみません、僕少し抜けますね」

橙沢直也今から話がしたい
ナギハル外

＿＿＿

柳浜「どないしたん沢ちゃん。沢ちゃんから俺に話しかけるなんて、明日はバスケットボールでも降ってくるんちゃうか？」

橙沢「あながち間違いじゃないかもよ」

柳浜「…まぁええわ。そんで、話って何＿＿＿」

橙沢「…謝りたかった。＿＿＿ごめん！」

僕は晴樹君に向けて頭を下げた

少し目を見開いた晴樹君だけど、さっきより眉間にシワがよったように見える

柳浜「それは何に対しての？中2でバスケ部を辞めたこと？宮ちゃんを止めんかったこと？一緒に着いてったこと？萩ちゃんを一人にしたこと？それとも…俺より先に宮ちゃん倒そうとしとること？」

橙沢「…全部だよ」

柳浜「！」

橙沢「僕は桜太君に着いて中2でバスケ部を辞めた。止めることも何もせず、ただただ桜太君と一緒に動いていた。そして、晴樹君よりも先に桜太君を倒そうとしてる」

頭を下げながら言ったから晴樹君の表情は見えない

けど、不機嫌な表情してるんだろうなと予想がついた

橙沢「それなのに、1年ブランクのある僕を推薦してくださった陽泉高校に入学し、ノコノコとバスケ界に戻ってきた。それで…桜太君を倒したくなった」