柳色と飴色5 ページ40
【萩本side】
そして…
火神「ﾀﾞﾑｯ！))」
「「！！？」」
火神君が青峰君を抜いたのだ
火神君の方が速かったんじゃない…理由は青峰君のタイムリミット
相田「どうして青峰君だけタイムリミットが…？」
萩本「理由は、“2人の中でのバスケの違い”だと思います」
火神「タイムリミットなんて、俺もとっくに来てた。それでもまだ戦えるのは…支えがあるからだ！1人分の力じゃねぇんだよ！ﾊﾞｯ))皆のために……絶対勝つ！！ﾊﾞｼｯ！))」
チームとして戦うことの強さは、火神君の方が上だ
そして、残り1分で1点差まで追い上げた
このままなら＿＿＿ﾊﾞｼｭｯ！))ピーーー！！
そこで放たれたのは、ゴールの裏から打ったシュート
ここに来てまだそんな力があるなんて…！
青峰「負けるかよ…勝負ってのは勝たなきゃ何も面白くねぇんだよ！！」
飴宮「…
(ゾーンで体力消耗されてるくせに…)」
けど、私達にそんな力は残っていない
延長戦になったら負ける…！
残り30秒足らずで2本必要だ
なんとかしてここで点をとる方法は…！
日向先輩から火神君にボールが渡り、青峰君もそれに追いついてきている
萩本「押し合い…！この状況じゃ止められる…！」
火神「(このダンクは止められる…！どうすりゃいいんだ…クッソ…！)」
飴宮「火神ィ！夏の特訓はどうした！！」
火神「！！！
(そうだ俺は…“空中で自在に動けるように…！”)」ﾋﾟｯ))
青峰「！？
(パスだと！？)」
木吉「ﾊﾟｼｯ))
(パワーでは負けている…だが逆転のチャンスを作るには…)」
若松「！
(フェイク！？てめぇまさか！！)」
木吉「(これしかない…！)」ﾊﾞｯ))
ﾄﾞｶﾞｯ！))ピーーーッ！
ｽﾊﾟｯ))
審判「DF！プッシング
誠凛「「よっしゃー！！」」
バスカンだ…！
それにしても、火神君の夏からの目標がこんなところで…！
それから桜太…“ゾーンに入っている間は不必要な情報をカットする”って知ってる筈なのに、
残り10秒もない時間での1点差…
勝つには、フリースローをわざと外してリバウンド勝負に持ち込むしかない…！
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作者名：湊 | 作成日時：2020年8月1日 19時
