【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど④ (ページ34)

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青色と柳色9 ページ34

【萩本side】

萩本「さっき桜太が言ってたことを実行するなら、どうやって気を引けば…」

そう言いかけた時だった

ﾄﾞﾝｯ！))ピーーーッ！審判「チャージング！桐皇(黒)５番！」

火神君を抜いた青峰君の前に立ちはだかったのは、青峰君でさえ気を抜けば見失ってしまう黒子君

コースを読んでたってこと…！？

黒子「青峰君に僕の動きがわかるなら、逆も言えるでしょう。過ごした時間は一緒です。つくづくバスケだと気が合いますね、青峰君」

桐皇監督(原澤監督)「ここまではほぼプラン通りですね。出てきたばかりで気の毒ですが、彼にはやはり大人しくしてもらいましょうか」

桃井「…はい」

「「！！」」

飴宮「やっぱりか…！！」

相田「今吉が…黒子君のマーク！？」

今吉「知っとるか？鏡越しにしか見えへんもんもあるらしいで？」

今まで黒子君のパスが止められたことはあったけど、パスやドライブで切り抜けてこられた

けど今回は、視線誘導(ミスディレクション)が効いてない…完全に黒子君が封じられてる…！

柳浜「(使える手は全て使うたる…！そんで…宮ちゃんに俺の強さを証明したる！)」

飴宮「(柳浜の作戦か…)」

流石は“奇術師”…！

視線誘導(ミスディレクション)は、黒子君を見ようとすればするほどかかりやすくなる

そうでなくても、黒子君は連携する選手とアイコンタクトをする

その選手が見ている方を見れば黒子君がいる…

中学の頃私が発見した黒子君の弱点が仇となるなんて…！

黒子君と戦った時は今吉先輩引退してたもんな…

黒子君を止めるのに適任なのは、今吉先輩だったんだろう

人の嫌がることをさせたら右に出る人間はいない

花宮「表情、仕草等から相手の心を読む…」

藍川「もはや妖怪レベルだよ。俺でも苦労したもん」

「「(無表情の藍川からどうやって表情読むんだ…？)」」

伊月「日向！ﾋﾞｯ))」

日向「ﾊﾟｼｯ))」

飴宮「！読まれる」

萩本「へ…？」

柳浜「まーさか“奇術師”である俺に、不可侵なシュート(バリアジャンパー)が通ずるとでも思てんのかな？
(ポイントは…軸足の爪先(重心)！)ﾊﾞﾁｨｯ！))」

木吉「！(危なかった…！)
ﾋﾞｯ))火神！」

桐皇が取り損なったボールは、木吉先輩から火神君へと回って行った

飴宮「ｶﾞﾀｯ))次、交代お願いします」