青色と柳色5 ページ30
【杏谷side】
杏谷「______つまり、対策によっては
紺堂「“対策によっては”…ねぇ…」
中々興味深い技を身につけたな…テツヤ
水樹ちゃんいてこそ、なのかもしれないけれど
ただ、それだけだと桐皇には敵わないんだ
何故なら…
“相手が大輝だから”
ただ…それだけだよ
バスケでだけ気が合うからこそ…
光と影だからこそ…
キセキの世代を…見守ってきた私だからこそわかる
水樹ちゃんが気づけないのも無理もないことだ
大輝は…
青峰「ﾊﾞﾁｨｯ！))残念だったなぁ…テツ…！！」
紺堂「(成る程…“目を瞑って”対応する…か。火神を見なければ、反応が遅れることもないからな…)」
神出鬼没であるテツヤの動きを…読むことができるから
テツヤの呼吸やリズムを感じて動きボールを奪った
呆気に取られた誠凛は簡単に得点を許してしまっていた
水樹ちゃんでさえも予測できなかったこと
そのまま
代わりに入ってきたのは…
紺堂「飴宮…」
と、晴樹
大輝との対決に区切りがついたと思ったら…
緑間「
天光の師表対決…！！
【飴宮side】
ｷｭｯ))
「思惑師だ…！」
「奇術師もいるぞ…！」
「ベンチには占い師まで…天光の師表対決だ…！！」
全国大会のこの空気…
中2以来だ
柳浜「思惑師…お手並み拝見と行こうやないか」
飴宮「こっちのセリフだ」
“
だからこそ俺が反応しやすく、1on1で負けたことはない
勝負することにも何も感じていなかった
けど今は…
柳浜「俺な？“代わり”って言葉が嫌いやねん。なんでかわかるか？」
コイツに全てを“押し付けてしまった過去”を精算する時…！！
柳浜「宮ちゃんがいなくなって…霞ヶ丘の主将は俺になった。そんでエースも…」
ドリブルをしながらそう語り始める柳浜
耳の40%は柳浜の話に、それ以外は全ての神経をボールに集中させた
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作者名：湊 | 作成日時：2020年8月1日 19時
