藍色と飴色12 ページ14
【萩本side】
日向「WCの切符持って、帰ってくらぁ！！」
けど…
小金井「やっぱ入らないな…今日の日向の3P…」
いまいち波に乗り切れない…
日向先輩は入りだしたら止まらないタイプ…ただ、きっかけが…
すると、ドリブルで花宮先輩を抜きに行った日向先輩
流石に無冠の五将相手に、苦手なことで立ち向かったら勝てない…！
飴宮「ﾊﾟｼｯ))」
「「！！」」
飴宮「日向先輩！！俺達は何のために戦うんですか！！！？」
アウトボールになりそうだったボールを拾った桜太は、日向先輩に向かってパスを出す
降旗「ちょ、飴宮急に何を…！」
萩本「ううん、これでいいの」
河原「え…？」
すごい…きっかけをすぐに見抜いちゃうなんて
日向「！
(このパス…！！
俺は…俺が戦うのは______)ｼｭｯ))」
______“約束のため”
______ｽﾊﾟｧｯ！))ピーーー！！
日向先輩が打った3Pは、外れることなくネットを通った
それから誠凛の得点はどんどん増えていく
伊月「ｼｭｯ))！あ」
飴宮「(外れる…！)ｷｭｯｷｭｯ))」
瀬戸「！
(コイツ…！！リバウンド狙いか…だったら)」
５番が腕を振り上げた
萩本「！桜太…！」
“危ない”…そう言いかけた時だった…
花宮「______やめろ健太郎…！」
霧崎「「！！？」」
やっぱり…
そう思ってた…
______萩本『…桜太、あのね？私、一つ思ったことがあるの。
“桜太にラフプレーは絶対にしない”…
桜太は確信してたみたいだけど、私はただの勘だった
きっと花宮先輩の本来を見ていたから
けど…なら尚更どうしてあなたは…ラフプレーなんてしてしまったんですか…？
こればっかりは…わからない…
ボールを取り、一気に攻め込んでいく花宮先輩
あの事件の数分前も…そんな風に必死にボールを追っていたのに…
花宮「ﾊﾟｯ))」
藍川/飴宮/萩本「「！！！！」」
“ティアドロップ”…！！
やめて…そのプレーは…
______花宮『ﾁｯなんでだよ…！ﾊﾟｯ))』
相手『！！』
相手『！危ねぇ避けろ…！！』
______ﾄﾞﾝｯ！))
相手『い”っ”！』______
茶畑「…」
そして______
ビーーーッ！
試合終了を告げるブザーが鳴った
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作者名：湊 | 作成日時：2020年8月1日 19時
