黄色と青色4 ページ32
【No side】
すると、黄瀬のファンと思われる女子五人組が、日向達の隣の席に来た
ファン女1「黄瀬君いた〜！」
ファン女2「ホントだ“キセリョ”だ〜！」
ファン女3「カッコい〜！」
ファン女4「バスケ部ってイケメン多いのかなぁ〜！」
火神「…なんか、こーゆーの聞くとムカつくな……」
「「(それな)」」
相田「それにしても、すごい人気ね…」
飴宮「ま、アイツだけじゃないだろうけど…」
「「？」」
ファン女5「え、ちょっと！黒いユニフォームの方にいる、キミドリっぽい髪の人って…
.
.
もしかして“ナギハル”じゃない！？」
ファン女1「え！嘘！？ナギハルって黒い方の学校だったの！？」
“ナギハル”という言葉に、誠凛一同は首を傾げる
伊月「ナギハルって…」
飴宮「…“柳浜 晴樹”のことですよ」
日向「は！？アイツ！？」
飴宮「はい……
.
アイツも“大人気高校生モデルの一人”です」
「「！？！？！？」」
小金井「モ、モデル！？」
飴宮「小学生の時からやってて、黄瀬とは人気二分と言われてるくらいらしいです。よく仕事一緒にやるらしいですよ」
「「マジかよ…」」
ファン女2「私キセリョよりナギハル派かなぁ〜どっちもカッコいいけど〜！」
ファン女3「私はキセリョかなぁ〜」
ファン女4「え〜ナギハルだよ〜！スッゴいクールだよねぇ〜！」
「「(クール…だと！？)」」
誠凛一同の頭の中はきっと、『柳浜はクールとはかけ離れているのではないか』となっているだろう
＿＿＿黄瀬’s 回想
【黄瀬side】
中1の冬が終わる頃
一度見れば(スポーツなら)大体何でもできる俺は、特に部活にも入らずに過ごしていた
モデルになったばかりでそんな余裕も……まぁ、ないわけではなかったんだけども
運動オッケー
勉強も…………まぁ、オッケー
けど、つまんなかった
スポーツは好きだけど、やったらすぐに相手いなくなっちゃうし
誰でもいいから俺を燃えさせてください…
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作者名：湊 | 作成日時：2020年4月28日 13時
