【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど② (ページ13)

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飴色と柳色3 ページ13

【萩本side】

帰り道

桜太がいないから、他の部員と下校していた

リコ先輩と黒子君、練習に来ていない火神君もいないけど…

最近の黒子君はなんだか話しずらい

火神君も…学校には来ているものの全く話さない

桜太は学校にすら来てないしな…

日向「ったく…火神と飴宮だけじゃなく黒子まで…悩みは尽きねぇな…」

河原「あの、先輩…鉄平さんって、どんな人なんですか？」

河原君が、鉄平さんについて聞いた

すると日向先輩は、少し顔を落としながらも言った

日向「え、あー。奴は…変人」

福田「へ？」

変人？

日向「でも恩人。俺をバスケに誘ってくれたからな。あいつは＿＿＿誠凛高校バスケ部を創った男だよ」

バスケ部を創った人…

伊月「そういえば水樹ちゃんは木吉のこと知ってたの？あんまり驚かなかったけど…」

萩本「はい、中2の全中で戦いました。確か準決勝で」

日向「そういや『最後の全中はベスト４だった』って言ってたな…霞ヶ丘に負けてたのか」

小金井「笠松さんもそうだったって言ってたし、おっかないなぁー霞ヶ丘」

まさかその試合の数日後に、桜太がバスケ部辞めるって言い出すとは思わなかったけどね

＿＿＿

他の部員と分かれ、一人で帰って……

…るわけではなかった

どうやら日向先輩が直接桜太を部屋から出るように説得するらしく、先輩と二人で歩いてます

日向「中学の時からあんな気まぐれなのか？飴宮は」

萩本「そんなことないですよ。寧ろ周りをよく見てる。＿＿＿先輩達は“次期主将は桜太だ”と決めていたらしいです」

実際には主将に決定してすぐに辞めたんだけど

日向「霞ヶ丘でそんな風に言われてんなら普通じゃないだろ……けど、なんで辞めたんだ？」

萩本「それは……私の口から言っていいことじゃないので桜太もいるときに話しますね。部員の前で」

日向「…」

萩本「あ、そういえば火神君、連絡とれないんですか？」

日向「いや、まだ連絡はしてねぇけど…」

萩本「連絡してみましょうよ！桜太よりも単純そうなので！」

日向「あぁ…」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

火神〔はい〕

日向「お、火神。足は大丈夫か？」

火神〔ウス〕

日向「練習、できなくても顔出せって言ったろ」

火神〔足が治ったら…来週から出るんで。じゃ〕

日向「あ、おい！」

萩本「切られたんですか？」

日向「みたいだな…」