柳色と桃色8 ページ45
【日向side】
栗林のいつもと違う雰囲気に驚く俺ら二年
萩本「お久しぶりです…栗林先輩」
栗林「え、マジじゃん、久しぶりじゃん。何、飴宮“戻った”の？あんだけ嫌そうな顔してたのに…」
“戻った”って…
飴宮「あ、すいません喋り出して。栗林先輩は“霞ヶ丘中で、元バスケ部”だったんです」
「「……は！？」」
小金井「元バスケ部！？」
土田「初耳だぞ！？
(去年クラス一緒だったんだが！？)」
栗林「そ。今はバイト一筋だから部活入んなかったけど、一応一軍でスタメンだったし試合も三年間出てた。だから試合会場で黒子と知り合ったんだよ」
マジかよ…
栗林「まあ身長と体格から察する通りポジションはC」
通りでこの身長だ…
栗林「つか木吉は普通に知ってる」
まじかアイツ、初耳だけど？？
黒子「あの…とりあえず勉強始めませんか？」
栗林「…そだな」
______
栗林「火神！そこさっき教えた！」
火神「え！？さ、サーセン！！」
栗林「飴宮、そこは…((飴宮「わかってます、計算ミスりました」…流石デスネ」
______数日後
相田「二年は全員オッケーよ！一年は？」
飴宮「あれ、水樹今回数学悪いじゃん。どしたの」
萩本「数学いつも得意なんだけど…今回計算問題多かったからミスっちゃって」
飴宮「わかる。俺も見直しで一個ミス見つけた」←数学100
萩本「見直したんだけどこのミス見つけられなかったんだよね…」←数学94
飴宮「でも苦手な世界史と日本史は満点じゃん」
萩本「今回はミスしたの数学だけだったから」
レベルが違いすぎるぞコイツら
当然のように学年トップ２を掻っ攫ったこの二人
そしてなんとか全員補習を逃れ、俺達誠凛バスケ部は決勝リーグに向けて練習を再開した
いつも通りの基礎練習
飴宮が言うには、練習量としては強豪と遜色ないらしい…
霞ヶ丘や帝光はもっとやってたんだろうけど…
ちなみに明日は、誠凛バスケ部名物の“プール練”だ
監督の父親が経営するスポーツジムのプールを借りて…
超キツイけど…
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作者名：湊 | 作成日時：2020年4月1日 10時
