【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ22)

今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:72,639 hit

茶色と飴色6 ページ22

【津川side】

茶畑「______桜太なしなのに、思ってたより結構やるじゃん、誠凛」

茶畑さんがそんなこと言うなんて…

茶畑さんはいわゆる正邦(うち)の“エース”で、どんなに苦しい場面でもチームを引っ張れるくらいの器も持っている

主将じゃなくても、常にチームを一番に考えている

俺も正邦に入った時は驚いた

まさか茶畑さんのような有名な人がいるなんて…

茶畑「後半からは桜太も出てくる筈です。相手は俺がします」

俺も飴宮の相手してみたかったな

とか思うけど

＿＿＿

【飴宮side】

驚いたな…

元々シュートが得意でOFに特化した茶畑さんだったが、予想を遥かに越えていた

シュート率、シュートまでの動き…どれを取っても以前までとは段違いだ

けど茶畑さんのシュートは“止めやすい”という弱点がある

だからタイミングさえ掴めれば黒子にだって…あ、身長的に無理か

並の選手でも止められるだろう

相田「飴宮君！土田君と交代よ！」

飴宮「はい」

＿＿＿

伊月「ﾀﾞﾑﾀﾞﾑｯ))ﾋﾞｯ))」

飴宮「ﾊﾟｼｯ))ｷｭｯ))」

茶畑「…」

久々だ……茶畑さんと戦うのは…

茶畑「あれ？来ねぇの？」

茶畑さんはすぐこういうこと言うから、ダメだとわかっていても攻撃に“出させられる”

焦るな…

飴宮「ﾀﾞﾑｯ))」

茶畑「！
(クロスオーバー！？)」

飴宮「ﾀﾞﾑﾀﾞﾑｯ))ｼｭｯ))」

クロスオーバーで茶畑さんを抜き、3Pシュートを打った

茶畑「ﾎﾞｿｯ一年間バスケやってねぇくせに…」

津川「茶畑さん…？」

リスタートし、今度は茶畑さんがボールを持って俺の目の前に立つ

茶畑「ﾀﾞﾑﾀﾞﾑｯ))正直驚いたぜ？ブランクあるからってナメてたわ…ここまで強くなってるとはな。もっと警戒するべきだったかもしんねぇ…」

飴宮「…」

俺は、茶畑さんのことめちゃめちゃ警戒してたんだけどな…

中学時代、ずっとマッチアップしてた人だし…

茶畑「ﾁｯ…ﾀﾞﾑｯ))」

！速い！！

ﾄﾞｻｯ！))ピーーーッ！

飴宮「！！」

審判「ディフェンス！誠凛(白)１４番！！」

今わざと倒れてファウルを…！

急すぎて対応できなかった…！