一緒だから楽しいこと。 ページ17
『…もう普通に、メイドかふぇやってまーす、とかで良いんじゃない?
それか、可愛いメイドがご主人様を待ってます、とか?w』
「…あっ、いいねそれ」
『…いやまじかよ』
現在時刻、11時のHR。
もう少しでお昼になりそうな時間帯です。
「…じゃ、この中から、まあ、これとこれ?」
『…あとこれも良いんじゃん』
「…っあ、たしかに」
私は、さとみくんと空き教室で文化祭の話し合いをしていました
「…適当で良い、って言ってくれたし、幾つか参考にしてなんとかするよ。」
さとみくんは私がメモ帳に書いた箇条書きの提案を指差し、ニコッと笑う。
「…まあ、実行委員の俺に任せとけよ、笑
…それに、長瀬、行きたいんだろ、?あいつのとこ。」
『なんで…』
思わず口から出たのは、そんな“一文字”だった。
「…ころん、一階の衣装作りの部屋にいるぞ」
…私、ころんのとこ行きたいなんてさとみくんに伝えてなかったのに…
『さとみちゃんイケメンすぎる…泣』
「やかましいわ、笑」
すっかり見透かされていることに私は笑い、「うん、」と私は頷いた
_____
あれからさとみくんと別れて、私はさっそく一階の衣装作りの部屋に向かう。
ころんがいるし、それに人手が足りないって言ってたから、暇な私が丁度良いだろう。
『…コンコン。失礼しまーす…?』
戸から顔を出した私に気づいてくれた姫山さん。
「…あっ、Aちゃん…!手伝いに来てくれてありがとう…!
…私ところんしかいないし…ころん使えないんだよね…笑」
「おい使えないってなんだよ」
ころんは、不器用な癖に、誰もやらないと言っていた衣装係に手を上げていた。
「…あ、長瀬」
『…手伝うよ』
不器用さが漂うころんに、私は丁寧に縫い方教えてあげた。多分、丁寧。
案外難しいのやってるんだなあ
でも、私これでも家庭科5なんだよね、えへ
『こうして、ここを織り合わせて…そうそう』
織ったり縫ったりと説明していると、ころんが「ねえねえ」と服の裾を引っ張る
____え、なに…
「…顔、顔…
「顔、近い…」と赤い顔で笑うころんに、我に帰るとこれでもかと言うくらいに近いことを理解した。
『…っうわぁ!?//…あ、あいや、違うの…』
動揺して顔に熱が集まっていく私に、腹を抱えて笑いを堪えてるころん
私は「笑わないでよ」と頬を膨らます
やっぱり確信した
「…いや、マジでお前きしょいww」
__やっぱりころんは本当にうざい。
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ゆぅり - 箸の続き気になり過ぎます!!更新頑張ってください!! (2022年8月6日 23時) (レス) @page30 id: 23fc903083 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ - あっきぃさん» それな!うちも同じ事書こうとしてたわww (2020年3月16日 17時) (レス) id: 6022793049 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 夢主ちゃんところちゃんが告白したときの昔話的なの見たいです(どっちが告ったのか知りたいだけ) (2020年3月3日 7時) (レス) id: 4df7e315c0 (このIDを非表示/違反報告)
らん@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - え、待って。。ツンデレやん。。最高やん。。神やん。。 (2020年2月23日 23時) (レス) id: d574829136 (このIDを非表示/違反報告)
あっきぃ - 待ってやばいキュン死しそう 私ころんくん推しなのでマジでやばい 更新頑張ってください (2020年2月17日 22時) (レス) id: 44f0793f1c (このIDを非表示/違反報告)
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