し（あわせ）に（なり）たい【北信介】 (ページ9)

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７話ページ9

Aside

あーきっといろいろ聞かれる。

あいにく私は簡単に他人にべらべらと喋るつもりは無い。

話したくも無い。

お願い何も見なかったことにして。

訊かないで。

本音をこぼしてしまいそう。

そんな私の願いも虚しく話しかけられた。

治「なぁ、ちょっとききたいことあるんやけどええか？」

ほらやっぱり。そりゃ気になるよね。私だって逆の立場だったら何もしないで帰すことはしない。

怒るかな？怒られるよね。呆れるのかな？呆れるよね。何か聞かれたらとりあえず笑っとこう。

『…はぁ(溜め息)分かりましたいいですよ。あと、その前にお名前伺っても？(ﾆｺｯ)』

話すも何もまず人に話を聞くなら名乗るのが礼儀じゃない、？え、間違ってる？

侑「え？！自分俺らのこと知らへんの？！」

いやなんで知ってると思ったの(笑)

『えっと…すみませんど忘れしてしまったみたいで、、』

とりあえずそういえば大丈夫かな？

侑「嘘やろ？！イケメンでスポーツ万能モテモテで有名な宮侑様やぞ？！」

『…』

ナルシか。あーね、この人たちがかの有名な宮兄弟ですか。こんなに至近距離で見たのは初めてかもな。

よく周りの子達がキャーキャー言ってる。イケメンだし優しいし１年なのにこの強豪校でレギュラーメンバーなのは凄いって。

同級生はもちろん、先輩方からも気に入られてるんだっけ？

金髪の、、えっとそう侑サンに限っては入学してからこの間で６８人目の告白だったんだっけ。

そんな話を聞いた気がする。

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キリ悪いですが次に行きます