第 7 話 ページ9
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＿ここで俺が断れば、今泉は死なずに済むのだろうか。
「？大地くん？」
目の前の今泉は不思議そうな顔をして首を傾げる。
俺はこの時直ぐに了承し二十五日、クリスマスに二人で出掛けていた。
その日の帰りだ。今泉が事故にあったのは。
ここで断れば今泉は外に出ることもなくこの先も生きていけるのではないか？
「本当はね〜？他校の友達と行こうと思ったんだけど、折角なら大地くんと一緒に行きたいな〜って。
……ダメかな？」
「……分かった、一緒に行こう。」
そう答えると今泉は下がりかけていた口角をこれでもかという位上げ喜んだ。
俺が断っても多分他校の友達と行ってしまう。
なら、俺が今泉の死を止めてやる。
「………大地くん」
「ん？」
今泉は満面の笑みで俺の手を取りこう言った。
「楽しみに待ってるね」
普通なら『クリスマスの日を楽しみにしてる』という意味に取っただろう。
だけど俺には『自分の死をどの様に回避してくれるのか、楽しみにしてる』という意味に聞こえ、背筋が凍った。
今泉はそんな俺を見てニコッと笑いレジの方へと向かっていった。
……流石に…ないか…。
第7話・楽しみに待ってる。
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夏(プロフ) - コメントありがとうございます👌めっちゃ掛け持ちしてるので更新が遅くてすみません。早めに更新出来るように頑張ります！ (2023年5月12日 18時) (
レス) id: c735372d58 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや(プロフ) - めっちゃ好きです、、続きが気になる（ ; ; ） (2023年5月12日 7時) (レス) @page8 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2023年2月27日 8時
