第 1 話 ページ3
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「「「あざっしたー！！！」」」
午後七時三十分。
部活が終わり、旭と部室に向かう。
九月。
清水が勧誘した谷地さんが正式に入部し、春高予選に向けての活動が本格的にスタートした。
「……田中達、何あんな真剣に話してんだろ…」
部室に入ると二年生+月島(恐らく無理やり)が端でコソコソ話しているのが目に入った。
旭も気になったのかコソッと話しかけてくる。
「…気になったなら聞けばいいだろ」
「それが出来ないから言ってるんだろぉ？大地聞いてきてくれよ」
こんのヒゲチョコ……。
俺も気になってはいたので、仕方なく二年生+aの元に近づく。
「何話してるんだ？」
「「うわぁ！！！？」」
俺らに背を向けていた田中、木下が声をあげる。
月島も同じく背を向けていたが肩を少し揺らしただけだった。
「え、えぇ〜特に何もぉ〜」
「…月島 何話してた」
「……恋愛相d「月島ぁぁ！！！」……」
田中が思いっきり嘘をついていたので、絶対誤魔化さないであろう月島に聞くと案の定ハッキリ答えてくれた。
「なぁんだ、恋愛相談かぁ……心配して損した」
「旭さん また大地さん頼ったんスか！漢らしくないっスよ！！」
西谷が旭に喝を入れにいった所で、縁下に誰が誰を好きなのか聞いてみると、『田中が清水のことが好き』とのことだった。
全く意外性を感じない。
「全く振り向いてくんないんで…だ、大地さんはちなみに恋したことあるんスか…？」
「………あるよ」
「ホラ、大地さんに相談すれば解決に近いこと言ってくれるって」
縁下は少し呆れたように言う。
アドバイス、してやれたら良かったんだが。
「でも、残念ながらアドバイスは出来んかもなぁ」
「え！なんでっすか」
「俺の好きな子、告白する前…事故で、まぁ死んじゃったんだよね」
第１話▪恋愛相談
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夏(プロフ) - コメントありがとうございます👌めっちゃ掛け持ちしてるので更新が遅くてすみません。早めに更新出来るように頑張ります！ (2023年5月12日 18時) (
レス) id: c735372d58 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや(プロフ) - めっちゃ好きです、、続きが気になる（ ; ; ） (2023年5月12日 7時) (レス) @page8 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2023年2月27日 8時
