黒百合初日 Sofonisba ページ7
「黒百合…高校…」
見ただけでもわかる。不良がいっぱい…怖い…
いいえ、入ると決めたからには一歩を踏み出さなきゃ！"あの子"にも初日は頼らないって決めたのだから！
と、決心したソフォニスバは歩む。チクチクと刺さる視線が痛い
肩を萎めて歩く姿に憐れと思ったのか、はたまた嘲笑いに来たのか、それとも気の弱そうなソフォニスバに勝てるとでも思ったのか、三人ほどの輩がソフォニスバの目の前に立った
「…な、なんですか？」
「お嬢ちゃん、ここはガキの来るとこじゃねぇぞ？」
「なっ…失礼ですね！ワタシはソフォニスバ・アングイッソラと言います！今年から黒百合の特進クラスでお世話になる者です！」
「特進だぁ？こんなよわっちぃのが？」
ゲラゲラと嗤う輩にも嫌気がさすが、さらに追い討ちをかけるような行動をする
「…！？やっ、止めてくださいっ！離してください！」
なんと、ソフォニスバの腕を掴んだのだ
「止めて」と懇願しても離す気が更々ない輩はその後も嗤っている
これにはソフォニスバも限界だった。こんな形で高校生活をスタートさせたくなかった。それだけが心残りだが…ソフォニスバは目を閉じて意識を下に落としていった
──そして目を開けたかと思えば、先程とは打って変わり威圧的なオーラを醸し出していた
『──お前さ、そういうのは止めといた方がいいよ』
「はぁ？」
『嫌がることはするなよ。マジで胸糞悪いからさぁ』
「んだよ、口ごたえすんのか？」
『あん。だって"アイツ"が「止めろ」って言っても聞かなかったじゃん。オレもオレなりの口ごたえはするよ？』
「っ、こいつ…」
『……もう、どいてくんね？オレたちは忙しいんだわ。お前みたいな高飛車野郎に構ってる暇はないの。じゃ』
ソフォニスバ？は輩の間を押し退けて歩く。そしてまた目を閉じた──
「──はぁ…やっちゃったかな？…頼らないって決めてたのに…」
すると『野暮は起こしてない』と頭の中に小さくその声が響いた
「…分かってる。そこは偉かったよ。ありがとうハンニバル」
軽く頬を叩いて自身を鼓舞し、ソフォニスバは校内へ向かう
『これから騒がしくなりそうな高校生活になりそうだ』と、もう一つの人格も思ったことだろう…
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夜宵ノ良(プロフ) - TENNさん» はい！大丈夫です。こちらも記載させていただきますね。関係組のお誘いありがとうございました！ (8月14日 13時) (
レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
TENN - 夜宵ノ良さん» 大丈夫ですよ。関係組誠に有り難う御座いました。他に補足等無いのでしたらCS記載の方に移りたいと思いますが宜しいでしょうか？ (8月14日 13時) (レス) id: 62190880e4 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - TENNさん» 分かりました、ではこちらは「ルカくん」とお呼びしてもいいでしょうか？ (8月14日 13時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
TENN - 夜宵ノ良さん» 有り難う御座います。ルカからは「ソラ」と呼ばせて頂きたく思っております。ソフォニスバちゃんは如何なさいますでしょうか？ (8月14日 13時) (レス) id: 62190880e4 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - TENNさん» こちらからは以上です！解釈違い等もございません。呼び方はどうされますか？ (8月14日 12時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
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