嘘はひとさじが適量ｰaprilfoolｰ ページ17
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「………えっと…こほん…っ、わ、ワタシ…絵描くの辞めます…」
「「「はぁ！？/えぇっ！？」」」
長姉のソフォニスバから放たれた言葉は妹と弟たちを震え上がらせた。あの姉が、絵を描くのを辞めると言ったのだ。
一日中筆と絵の具とで睨めっこをしていた姉が、
たまに絵を描いている途中に突っ立ったまま寝ている姉が、
試行錯誤を繰り返しながら繊細な絵を描く姉が、
突然に辞めると言い出した。
そう。今日は4月1日、エイプリルフール…なのだが、ソフォニスバの衝撃的過ぎる告白に彼女の妹であるエレナ、ルチア、エウロパ、アンナマリア、そして弟のアスドルバーレはその事も頭から完全に消え去っていた。
「姉さん待って、スランプ？」
「い、いや…」
「勝手にすれば？」
「「アスドル！」」
「な、なんだよ！姉ちゃんが辞めたいって言うんなら良いだろ！？」
「馬鹿！言っていいことと悪いことがあるでしょ！」
「痛い！痛い！」
「ねぇ…姉さんの部屋、行っていい？」
と、申し出たのは三女のルチア。それにソフォニスバは「いいよ」と端的に返した。そうして二階にあるソフォニスバの部屋に行くと、何時もはキャンバスで埋め尽くされた棚も、大事に閉まってあるデッサンの厚紙も、絵の具を入れる箱も、絵に関する道具も何もかもが綺麗さっぱり消えていた。それを見たルチアは絶句した。
「………ソフォ姉…本当、に…？」
「ごめんね、エウロパ…」
「嘘だ…………」
「ごめん…」
「……嫌い」
「え？」
「好きな物投げ出して平気でヘラヘラ笑ってる姉ちゃんなんて大嫌いだ！！！」
「あ、アスドル…」
唐突にアスドルバーレが叫んだ。そして自分の部屋に行って、ドアを思い切り閉じた。怒ってしまったのだろうか。嫌、だろうかでは無い。確実に怒ってしまった、ソフォニスバはどうしようかと思考してる間にも他の妹たちも口を開いた。
「…ごめんだけど、アスドルに少し同情する。絵を描かないお姉ちゃんは、お姉ちゃんじゃないって言うか……ごめん」
エレナがそう言うとルチアもそれに続いて自分の部屋に戻ってしまった。そしてアンナマリアもエウロパも、去ってしまう。それをソフォニスバは眺める事しか出来ず、遂には1人になってしまった
「……………」
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夜宵ノ良(プロフ) - TENNさん» はい！大丈夫です。こちらも記載させていただきますね。関係組のお誘いありがとうございました！ (8月14日 13時) (
レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
TENN - 夜宵ノ良さん» 大丈夫ですよ。関係組誠に有り難う御座いました。他に補足等無いのでしたらCS記載の方に移りたいと思いますが宜しいでしょうか？ (8月14日 13時) (レス) id: 62190880e4 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - TENNさん» 分かりました、ではこちらは「ルカくん」とお呼びしてもいいでしょうか？ (8月14日 13時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
TENN - 夜宵ノ良さん» 有り難う御座います。ルカからは「ソラ」と呼ばせて頂きたく思っております。ソフォニスバちゃんは如何なさいますでしょうか？ (8月14日 13時) (レス) id: 62190880e4 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - TENNさん» こちらからは以上です！解釈違い等もございません。呼び方はどうされますか？ (8月14日 12時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
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