△ ページ9
JK SIDE
真夜中、息苦しさで目が覚めた。
それからというもの、どうにか楽にならないかと
体を起こしてみたり向きを変えたりして
苦しさと闘った。
それでも中々良くならなかったから
眠りたくて、苦しいままでも目を瞑ることにした。
30分、1時間、2時間…
時計を確認するたび針はゆっくり進んでいった。
というか、なんで僕
ユンギヒョンのベッドで寝てるんだろ？
逆に自分の部屋から持ってきた布団には
ユンギヒョンが寝ている。
ヒョンの近くには、体温計が転がっていて
気づかなかったけど僕の枕元にはぬるくなった氷枕が。
あ、、そういえば自分、熱あったわ。
ヒョンが気づいて色々やってくれたんだ…
体温計偽造したのバレたかな。
あぁ、休んでほしかったのに迷惑かけてる。
そう思うと鼻がツンとして、涙が出てきた。
なんでこんな体になっちゃったんだろ。
前だったらユンギヒョンなんかすぐ持ち上げて
無理矢理にでもベッドで休ませられたのに。
ヒョン達に頼らないと何もできない。
ジニヒョン遅いな。
・
日付が変わって更に数時間。
眠れないまま目を瞑っていると
部屋のドアが開く音がした。
廊下から漏れた光が入ってきて
瞼の裏が明るくなる。
ジニヒョンかな？と期待して目を開こうとしたら
JM「ユンギヒョン」
ジミニヒョンの声が聞こえてきた。
そしてテヒョンイヒョンについて話して
二人とも部屋を出ていった。
バレないよう無理に静かに息をしていたから
更に息苦しくなった。
「はぁー、ふぅ、っは」
吸って、吐いて、と頭で言葉にする。
それをずっとずっと繰り返した。
良くなるどころか徐々に悪化していく。
早く眠らせてよ。
もう苦しいのは懲り懲りだ。
…
「ジョングガ？大丈夫か？」
ユンギヒョンの声。
だけど目を開くのも喋るのも億劫。
冷たいヒョンの手が僕の首筋に触れた。
「あっつ、、、ちょっと待ってろ」
『休んでください』と言おうする。
でも呼吸するのに必死ですぐに言葉が発せない。
そう苦戦しているうちに部屋を出ていってしまった。
早く治れよ、僕。
ヒョンが悪化しちゃうじゃん。
熱とかどうってことないだろ。
「ッハ、、はあ、はあッぁ」
息ができない
苦しいとか、なんてことないだろ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ITU - ゆりさん» いつもコメントありがとうございます!とっても嬉しい(о´∀`о) (2022年11月30日 20時) (
レス) id: 853cc938e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 更新ありがとうございます！次の話も楽しみにしてます！ (2022年11月28日 22時) (レス) @page40 id: 3cc41f316a (このIDを非表示/違反報告)
ITU - Rさん» 本当ですか!!ありがとうございます(#^^#)おかげ様で、書きたいと思ったものを楽しんで更新させてもらっています♪ (2022年11月28日 21時) (レス) id: 853cc938e6 (このIDを非表示/違反報告)
R - 主さんの小説大好きです！これからも主さんのペースで更新頑張ってくださいね！応援しています！ (2022年11月28日 21時) (レス) id: 26f34d4e86 (このIDを非表示/違反報告)
ITU - あみさん» 嬉しすぎます、、!!!こんな私がこのお言葉をもらってよろしいのでしょうか？拙い文章ですが、この物語があみ様の日々のどこかで小さな楽しみになれたなら幸せですヾ(｡>﹏<｡)ﾉﾞ✧*。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 853cc938e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ITU | 作成日時：2022年7月20日 20時
