検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:43,712 hit

ページ6

カチャカチャという音を響かせながら、2人で食器を洗う





「弟くんの迎え何時なの?」


「これが終わったら行くよ」




俺が不器用なせいでだいぶ時間がかかってしまった


それにしても、




「ああー、」


「何よ、急に大きい声出して」


「いや、これと同じものもっかい作るって大変だなーと思って」





修のお迎え行ってまたオムライス作ったら食べるの8時くらいになるかも


…ごめんよ、修






「なんで?食べていけば?」


「えっ、」






にのの意外な、そしてありがたすぎる言葉に驚く



「え、って俺そのつもりだったんだけど」


「いや、でも…」





料理を教えてもらってさらに夕飯までお世話になるなんて…





「せっかく上手く作れたのにもったいないでしょ?それに不器用な翔ちゃんがもう1回家で料理するなんてそんなの怖くて俺送り出せないわ」



そう言ってにのはわざとらしく身震いする



「うう…」



それに言い返せない俺







刹那、流しっぱなしだった水を止めてにのが俺の手を優しく握る






「…頑張ったんだからいいんじゃないですか、?」






見るとにのの耳が少し、赤い





…これは最近分かったことだけど、にのは俺をからかった後に必ず優しくしてくれる



優しくしてくれる、というよりかはにのの元々の優しさが溢れだしているように見える








俺はその優しい手を握り返して




「…お言葉に甘えてもいいですか?」




そう言って見つめると、にのはふんわりと笑った

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
260人がお気に入り
設定タグ:OS , , NS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - awxぺぷちんさん» ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくお願いします! (2019年2月3日 22時) (レス) id: c2d3d8d027 (このIDを非表示/違反報告)
awxぺぷちん(プロフ) - 待ってましたー おぉっ!山夫婦はクラスバラバラ状態ですか、これはこれからの展開が面白くなりそうですね! (2019年1月27日 9時) (レス) id: 3bb69d1c12 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年1月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。