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恋愛には様々な形がある
けれど、それは必ずや万人に受け入れられるものではないのは事実である
特に学校のように、特異な人を炙り出して標的とするようなところではなおさら
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「あんたさ、男と関係持ってるんだって?
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大野くんが好きなのに」
視界がぐにゃりと歪む音が聞こえた
「否定しない、ってことは図星?」
意地の悪そうに口角を上げる目の前の女
「相手、同じクラスの二宮くんだっけ〜」
二宮くん可哀想〜
そんな声が聞こえるけど今は気にする気にもならなくて
目の前の女は
長い髪を胸のあたりで緩く巻いて
アイシャドウをして
アイラインをして
口紅をして
ネイルをしている
どんなに性格が悪くても、女に生まれたかったって、
最近はそれしか考えてなくて、考えられなくて
自分でも薄気味悪い
「2人にちょっかいかけてんじゃねぇよ、クソ」
吐き捨てるように言われた言葉
あまりにも正論すぎて、返す言葉なんてもはや存在していなかった
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傷付いた心を癒す暖かな優しい光も
苦しいことを忘れさせる激しい光も
いつの間にかなくなってしまって
人をどうしても悲しくさせる淋しい風が吹き始める
ーーーーー季節は秋
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秋(プロフ) - awxぺぷちんさん» ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくお願いします! (2019年2月3日 22時) (レス) id: c2d3d8d027 (このIDを非表示/違反報告)
awxぺぷちん(プロフ) - 待ってましたー おぉっ!山夫婦はクラスバラバラ状態ですか、これはこれからの展開が面白くなりそうですね! (2019年1月27日 9時) (レス) id: 3bb69d1c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋 | 作成日時:2019年1月21日 0時