俺の周りは残念美女ばかり； (ページ6)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:4,945 hit

ヤンデレ少女とノーマル男ページ6

Aサイド
放課後、俺はある人から逃げていた。今日は演劇部の活動日…
俺にはどうしても会いたくない人がいた。
俺は別に演劇部に入っているわけじゃないが、シナリオを頼まれることがあって
まぁ、助っ人みたいな物だ。そんな時、ヤツの声が聞こえた。

「くふふ…探したよぉ、Aクン。ずっと部室で待ってたのにぃ。
中々来ないから直接会いに来ちゃった☆」
不気味な笑みをしながらゆっくりと近づいてくる彼女…
そう。俺にとって一番やっかいな人。「園田にな」だった。
A「く、他の部員に渡してさっさと帰ろうと思ったのにっ」
にな「まぁまぁ、そんなにひどいことは言わないでよぉAクン。
せっかくになが会いに来てあげたのにぃ。あと、になは一応センパイですぅ
ま、Aクンがいいならそれでいいけど♪」
俺は即座に降参した。このまま逃げまくるともっとやっかいなことが起きるからだ(経験済み)
A「あ、コレ、原稿です。俺は早く帰りたいんで行きますね。」
にな「えぇ…帰っちゃうのぉ？そんなぁ、さみしいなぁ…しくしく
　また、眠チャンと帰るんでしょぉ？になはAクンの『イチバン』になりたいのにぃ
あ、原稿ありがと♡」
ベタベタ触ってくる先輩、この人も黙っていれば可愛いのに…演技すっごい上手いし、
一応演劇部の部長だし。すると遠くから欠伸をしながらのんきに彼女が来た。
俺の幼馴染、神崎眠だった。

眠「ほらほら帰ろうAになっち先輩もその辺に
してくらさいっと。私にはアニメを見るっていう義務があるからっ！」
ゆらゆらと歩きながらにな先輩の頭に優しくチョップをかました。
にな「んもぅ。せっかくいい雰囲気だったのにぃ…最悪ぅ。でもしょうがないかぁ
今日は許してあげるよぉ。でもAクンはになのなんだからねぇ」
にな先輩はしばしばと演劇部の部室へと去っていった。
A「いやぁ、眠、助かったよ。さんきゅ」
眠「んあ、何かされてたの？Aってヒロインみたいだね。そして私は
ヒーロー！」
A「いや、ちょっと絡まれてただけだよっ。っていうか性別的に逆だから…」
眠「まぁまぁ、例えだよ。っていうかもうすぐアニメ始まるから早く帰りたい」
A「おう、って急に走るなよっ。待ってってぇ；」

そんな感じで一日が終わった。