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好きな人からの“一緒に帰ろ”を断る理由なんてあるはずなくて
隣に好きな人が、いる。
心臓バクバクで、息がとまりそう。
倉「Aって、ヤスが好きなん？」
「好き、だけどっ、恋愛対象じゃなくて、」
大倉、気付いてよ。
こんなに近いんだから、私の気持ちぐらい簡単に汲みとってよ
「大倉は…………どうなの、好きな人いるって言ってたけど、」
倉「告るで。……………………今日」
うそ
今日、
大倉に告られて断るような女子はいない、はず
あーやだ、
まだ片想い、してたかったな。
3年間の片想いは、こうも簡単に終わるんだ
そんなこと思ったら涙が出そうになったから
慌てて明るい声を出した
「…告白、成功すると良いね！」
倉「成功するかは、A次第やで」
「え、？」
倉「好きやで、A」
fin.
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