35話〜心の闇2 ページ39
貴「ヒーロー？
ヒーローに助けを求めたら助けてくれる……？
そんな事なかった。
誰も私の事なんて助けてくれない。
誰も助けてくれないんだったら
私さえ我慢したら……皆を傷つけなくていいんだ。
本当の自分を隠して偽物の私を演じる。
それしか守る方法なんてないんだ……」
私は休むこと無く叫んでた。
泣きまくった。
たとえ目が赤くなっても腫れていても
私は泣き続けた。
なんで私がこんな思いしなければ行けないの!?
って事も何回も何回も考えた。
私はこの時知らなかった。
全部全部かっちゃんに聞かれてたことを……
爆「……あいつ。あんな事を抱えてたんかよ。俺は女ひとりも守れねぇのか…？俺はあいつを救えねぇのか……？((ﾎﾞｿｯ…」
爆豪勝己side
俺はあいつの様子がおかしいと思い、
扉の前で考えていた時。
あいつの叫び声が聞こえてきたんだ。
その叫び声は、色んな感情が混ざっていた。
悲しみ、苛立ち、切なさ、
が混ざったような声だった。
俺は黙ってあいつが言った言葉を聞いていた。
それは俺が思うより何十倍も辛かった……。
A、俺は絶対にお前を助けてやる。
だから本当の自分を隠すなよ……
俺からも離れないでくれよ……
俺はあいつが言った言葉を考えながら
風呂場に向かった。
俺は今すぐにでも
あいつを抱き締めたかった。
慰めてあげたかった。
でも、今俺が聞いたなんて聞いたら
またどっかへ行ってしまうかもしれない。
そして、今は1人にした方がいいと思ったから……
脱衣場の床に所々に血が付いていた。
ゴミ箱には血だらけの包帯が捨ててあった。
あいつはいつからあんな事を抱えてたんだ。
何故俺は、
気づいてやれなかったんだ。
俺は風呂に入り、床に着いた血を掃除して
2階へ行き、部屋の前行き、
扉を開けてみると……
そこには……
あいつは、泣き疲れたのか分からないが床に寝ていた
頬には泣いていた跡が付いていた。
俺はお前の右目は綺麗で好きだ。
俺と同じ赤い目。
眼帯なんてつけなくていいんじゃねぇの。
いつでも戦ってやる。
だからお前は俺から離れないでくれ。
俺はAをベットに寝かし
俺もその横に入り、横になって寝た。
俺は決意した。
絶対お前を助けてやる。
爆豪勝己side終わり
━━━━━━━━━━━━━━━
眼帯と首輪にはAさんの個性を制御する活躍が
あります。
首輪は？に付けられたものです。
首輪に繋がっているボタンを押すと…？
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作者名：cohaharu32 | 作成日時：2020年12月25日 3時
