私の個性なんて嫌いだ…【ヒロアカ】 (ページ14)

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11話～中学生ページ14

その後の1年間もっと酷い地獄だった。

いや、もっともっと酷かったかもしれない。
私が個性を強くなったことを気に、
もっと酷くなってきた。辛いよ。

暴力を振るうこともめっちゃ増えた。
ナイフで足を切られたり食べてすぐお腹を殴る

私も反抗しようと個性を使ったが、

父さんの部下が
痛みの個性を持っていたので押さえ付けられた。

所詮、私は父の望みを叶えてくれる人形だ

その頃、母さんは浮気をして遊んでた。
女ってこんなすぐに裏切るんだ。

私はずっと母さんのこと助けてたよ？
なんで助けてくれずに遊んでるの……？
所詮母さんも父さんと同じなんだ……
ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽ
━━━━━━━━━女なんて嫌いだ

ヒーローなんて嫌いだ━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━個性持ちなんて嫌いだ

大人なんて嫌いだ━━━━━━━━━━━━

父さんは父さんの望みを叶えるには頭が良くなかったら行けないみたいだ。
基礎的な学力を身に付けてこいと、
最近の私の楽しみは中学校だった。
だってかっちゃんと出久が居るから…
小学校はたまにしか行かせてくれなかったから

外に出られるから父さんに怯えずに済んだ。

でも友達はいない。
入学したての頃は、
私がゴンリキーの娘ということを知った人達が、
金を求めて近づいて来た。
口では仲良くしようなんて言ってるけど、目には金しか写って無かった。

そして、かっちゃんと出久と話してたら
かっちゃんと出久が居ないところでいじめだ。

以来、私はそういった人を拒絶し続けた。
そのお陰で私の周りには誰も来なくなった。

そして私の楽しみは本になった。

本は良い。
本は私を別の世界へ連れて行ってくれる。
知らないことをたくさん教えてくれる。
苦しみ死にたさ恐怖さから助けてくれる。

遊びとは？──────

───────友達とは？

恋愛とは？───────

───────失恋とは？

知りたいなぁ。
そして、出来ればこの身で体験してみたいなぁ。

でも、私は人形で無理だから、
本で我慢するしかないんだ。

そんな私の本生活に終わりの言葉を告げる先生の言葉。

先生「そろそろ、進路を考える時期だ。つっても、みんなヒーロー科志望だろうけどね～！」
と言いプリントを投げた

「「「「「はーい！」」」」」
と言いながら個性を出久とかっちゃんと私以外が
発動させる。

先「うんうん皆いい個性だ。でも校内で個性発動は原則禁止な！」

ヒーロー科か、勘弁してくださいよ