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「ん…わた、片付け…手伝うよ。」
「いーって、いーって。太輔は休んでな。」
疲れてるでしょって、
食べ終わって少しまどろんでた
俺の頭を撫でながら渉がまたキッチンへ戻っていく。
キッチンから聞こえてくる、水音と
かちゃかちゃと食器が触れ合う音を
聞きながら幸せを噛みしめる。
俺の想いは届くことはきっとないだろう。
でも俺は今、世界で一番幸せ者に違いない。
渉…ありがとう。
願わくば、ずっとこれからも俺のそばにいて…
そんなことをぼんやり考えながら
しばらくコタツに片肘をついて
あごを支えてうつらうつらしていると
「しゃみぃ〜。」
と言いながら戻ってきた渉が
なんと座り寝ていた俺を後ろから
抱きしめる形でコタツに潜り込んでくる。
「ちょっ！？わ、わた！？」
突然のことに一気に覚醒する。
「ちべたかったから、太輔の体温わけて。」
慌ててる俺のことなんか意に介さず、
あろうことか食器洗いで冷たくなった
両腕を俺の服の中へ滑り込ませ
俺の腰を抱きしめ、肩に頭を乗せてきた。
(ううううわわあぁああうあ…)
体中の血が沸騰して、
頭からボンって湯気でそう…
心臓が口から飛び出しそうなほど
ドクンドクンと暴れている。
そんな俺に反して背中に感じる
渉の心音は穏やかだった。
しばらく硬直していたけれど
なんだか自分だけ意識してるのが
悔しくなってきたので
コタツの中の渉の膝をサワサワとくすぐってやった。
しかし無反応…
あれ？くすぐったくない？と思っていると、
渉が俺の腰を抱きしめていた片手を
シュバっと引き抜いてそのまま俺の膝を
サワサワしてくるので
「ひゃっ！！」と、変な声が出てしまう。
またサワサワし返しながら
「何でわたは平気なの？」と聞くと
「俺、膝強いの♪」
と勝ち誇った声が耳元で響くので、
また変な声が出そうになるのをぐっと堪える。
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coguma(プロフ) - 緒直さん» 毎度、ご贔屓に預かりありがとうございます！メンバー絡むと私も書いてて楽しいです。実際、わたたいにメンバーは振り回されてる気がして、妄想が止まらないです。またわちゃわちゃ書きますねー。 (2016年2月26日 11時) (
レス) id: cd9086678d (このIDを非表示/違反報告)
緒直(プロフ) - どのお話も好きですが「看病な夜」がどちらのパターンも後日談を含めて楽しいです！巻き込まれるメンバー(特に宮っちの不憫さ)に笑わせて頂きました！ (2016年2月26日 9時) (レス) id: 8f38dfd30e (このIDを非表示/違反報告)
coguma(プロフ) - 太輔姫にメロメロさん» お返事、ありがとうございます。あー！なるほど。あの現場を見て、玉ちゃんはどう思ったのかしら笑 (2016年1月23日 19時) (レス) id: bbde69f82a (このIDを非表示/違反報告)
太輔姫にメロメロ(プロフ) - 会報vol.15の奴で太輔の目の前に玉ちゃんも居たらしいです (2016年1月23日 0時) (レス) id: 3af4f13be7 (このIDを非表示/違反報告)
coguma(プロフ) - 太輔姫にメロメロさん» コメントありがとうございます！女子ヶ谷、かわいいですよね〜。玉ちゃんどこにいたのでしょう？？ (2016年1月22日 23時) (レス) id: bbde69f82a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coguma | 作成日時：2015年9月29日 23時
