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渉の細い体に巻きつかせていた腕をスルリと上へ移動させ、
まだ笑っている渉の後ろ頭をがっちりホールドして、
そのまま口唇を軽く重ねる。
すぐ離し、固まっている渉を上目に見つめ、
「…好き。」と、囁いてまたキスをする。
驚いて半開きになっている口に舌を滑り込ませる。
渉は逃げようとしても、俺が両腕で頭をしっかり捕まえているので動けない。
観念したのか、おとなしく俺を受け入れてくれた。
さらに、受け身なのが高いプライドに触ったようで、
渉からも舌を絡ませてくる。
お互いに目を開け見つめ合ったまま、
何か勝負のように口唇を貪りあう。
シンとする部屋にいやらしく唾液が絡み合う音だけが響く。
渉の瞳はギラギラしていて、オスの顔で見つめてくる。
自分はといえば、最初こそギラギラとして男らしく厳しい顔をなんとか保っていたが、
だんだんと頬が熱くなり、眉間のしわも取れ瞳がうるんでくる。
すっかりメスの顔でトロンとしていると、
ギラついていた渉の目がだんだんと三日月の形に細められ、
しまいには耐え切れないとばかりにキスをしたまま噴出す始末。
「？！ケホ！ケホッ」
急に口内に入ってきた空気で咽てしまう。
「ブッ…ご、ごめ、アハ、アハハッ」
「ちょ…ケホ。ひど…ケホケホ」
「ごめ、ヒィ、アハハハ！だって、たいしゅ、たいすけぇ、顔！
ヤバいよ、女子だよ？女子ヶ谷だよ！！」
俺の肩におでこをつけて俯き、ヒィヒィ笑う渉。
「もう…この笑い上戸！ゲラ！！ムード台無し…」むくれて言うと、
「グハッ！む、ムードって、お前…アハッ、バカ言うなよ。
うハッ…ジョーダンきっつっ！！グハハッ」
ツボにさらにハマって大口あけて笑ってる。
少し悲しくなってきて、でもそれを悟られたくなくて、
わざとらしく怒った様子を作って、
「もういい！フンッ！」と、
渉の肩を押しそのまま立ち上がると、
両太ももをガシッと掴まれ急に体が宙に浮く感覚。
え？と思う間に渉の肩に荷物のように担がれてしまう。
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coguma(プロフ) - 緒直さん» 毎度、ご贔屓に預かりありがとうございます！メンバー絡むと私も書いてて楽しいです。実際、わたたいにメンバーは振り回されてる気がして、妄想が止まらないです。またわちゃわちゃ書きますねー。 (2016年2月26日 11時) (
レス) id: cd9086678d (このIDを非表示/違反報告)
緒直(プロフ) - どのお話も好きですが「看病な夜」がどちらのパターンも後日談を含めて楽しいです！巻き込まれるメンバー(特に宮っちの不憫さ)に笑わせて頂きました！ (2016年2月26日 9時) (レス) id: 8f38dfd30e (このIDを非表示/違反報告)
coguma(プロフ) - 太輔姫にメロメロさん» お返事、ありがとうございます。あー！なるほど。あの現場を見て、玉ちゃんはどう思ったのかしら笑 (2016年1月23日 19時) (レス) id: bbde69f82a (このIDを非表示/違反報告)
太輔姫にメロメロ(プロフ) - 会報vol.15の奴で太輔の目の前に玉ちゃんも居たらしいです (2016年1月23日 0時) (レス) id: 3af4f13be7 (このIDを非表示/違反報告)
coguma(プロフ) - 太輔姫にメロメロさん» コメントありがとうございます！女子ヶ谷、かわいいですよね〜。玉ちゃんどこにいたのでしょう？？ (2016年1月22日 23時) (レス) id: bbde69f82a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coguma | 作成日時：2015年9月29日 23時
