わんだふぉな日々

-翌日談　ミツに告げ口２ ページ18

「まさにそれ。
でぇ、寝たから、雑炊と茶碗蒸し作って。
食わせたら意識しっかりしてたから、
帰れって言われたし、蹴られたとこいてぇし、
ドラえもんのくだり思い出すと笑いが止まんなくなりそうで、
早々に退散しようとしたら…」
「したら？」

「『嫌いになんないでぇー、帰らないでぇー』って
涙ボロボロ〜って。」
「ちょっと(笑)俺のシンメ何やってんの？！(爆)」
「で、結局俺は、一人笑ってはいけない２４時状態で
朝まで看病っすわ…」

「クックック。ヒィヒィ。もうだめ。腹筋死んだ…
よこーさん、災難だったねぇ、プクク…」
「笑い事じゃねーよぉ。
しかも、風邪うつったくさい。」
「あーあーあーあー…」
「ま、早めに帰って寝るわ。
あ、みっちゃん、今の話、太輔には内緒ね？」
横尾が口に人差し指をあててシィーっとジェスチャーする。

「へ？なんで？」
「俺に何したか、悶々と考えさせて、反省させたいから！」
いやにキリリッと男前にいう横尾。

「…ドｓだね。」
「普通だよ。優しいくらいだ。」
フンッと口をへの字にする横尾を見て、
そこまでされて藤ケ谷の気持ちは完全スルーって、
よこーさんのがひどいんじゃね？
と心の中で藤ケ谷に同情する北山であった。



看病な夜-パターンオレンジ〜おわり〜

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