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「あっ…そうなんですね！」
予想外の結果に思わず動揺してしまう。
そっか、二宮さんが一番モテてたんだ。
しかもダントツで。
他の追随を許さないぐらいに。
そっか、そうなんだ。
顔が強張っていることに気付いて無理やりに笑みを浮かべる。意外ですねえ、と言えば、左隣から失礼なんですけど、と声が飛んできた。
いけないいけない。
自分で話題を振っておいたくせに、気落ちするなんて空気が読めないにも程がある。
別にモテてたっていいじゃないか。
むしろ自分の好きな人が1番モテてたなんて、誇らしいことだ。うん、そうに違いない。
自分で自分に必死に言い聞かせる。
そんな私をよそに男性陣は次々に話し始めた。
「ニノの人気は凄かったよねえ！」
「同級生だけじゃなくて上級生からも人気あったよな」
「下級生からも人気あったよ。二宮先輩カワイイってよく言われてた」
「バレンタインデーとか至る所でチョコ貰ってたよねえ」
「へ、へえースゴイデスネ」
次々と繰り出されるエピソードに思わず言葉がカタコトになった。クラスの人気者とかじゃなくて、全校生徒から人気があったとかレベルが違う。少女漫画の世界みたいと、どうでもいいことを考えて、ギシリと痛む心を感じないようにする。
ああ、もう、本当に私のバカ。
せっかく楽しい時間を過ごせてたのに。
墓穴を掘るとは正にこのことだ。
まだまだ男性陣の会話は続いていく。
「でも一番凄かったのはあの時だよね！」
「ああ、俺らが3年の時の文化祭ね」
「俺も遊びに行ったけど、今までで一番盛り上がってたよね」
「あの時の熱気は異様だったよね」
「ああ、あれね」
5人とも共通してるのか、うんうんと頷き合っている。文化祭というワードが聞こえたから、
なんだろう？
ミスターコンテストとかやって、二宮さんが優勝とかしたのかな。
「あの時、周りの奴らの目がキラキラ輝いててさあ。ちょっと怖かったよ」
「ホントホント！俺ヤバイかもとか囁いてる奴もいてさ。ニノのこと心配になったもん」
「先生でも見惚れてる人いたしね」
「一般で来てる人もみんな驚いてたよねえ。あの子ホントにここの生徒なの？って」
「そんなに圧倒的だったんですか…」
いる人みんなを魅了してしまうなんて、どんな高校生だったんだろう。想像がつかない。
呆然とする私の左隣からクフフっと笑い声が聞こえてきた。
「今では伝説となり校長室に写真が飾られてるんじゃない？ミス和子の姿が」
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よっしー - 2度目です。何回読んでもいいですね(*^.^*)本当に更新待ってまーす＼(^o^)／ (2018年4月29日 11時) (
レス) id: a1ac4d5582 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんにちは☆これからも更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月25日 13時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - よっしーさん» コメントありがとうございます！ちょっといま更新が滞っていてすみません…！でも続きが読みたいのお言葉が嬉しくて頑張れそうです。もう少しお待ちください(*^_^*) (2017年7月11日 22時) (レス) id: 9502643afc (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - とっても続きが楽しみです(^o^)更新まっていますね(^_-)ニノの過去がちょっと気になるかな？“もう彼女なんていらないわ”ってセリフ気になる〜。早く続き読みたいです(^o^)/ (2017年7月4日 21時) (レス) id: aab48ffb53 (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - あさみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！早々に相葉さんを登場させてしまってすみませんヽ(；▽；)ノこれからも甘い雰囲気を心がけて書いていきますね！ (2017年5月27日 2時) (レス) id: 69438d7547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東 | 作成日時：2017年5月11日 0時
