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ヒロシ、ヒロシ、ヒロシ。
昔流行ったギャグみたいに名前を頭で繰り返す。ついさっきどこかで見たような気がする。
そこまで考えて思い出した。
そうだ、お店の前だ。
看板に博と彫られていたっけ。
「こちら、大将の博さん」
「よろしく。ゆっくりしていってね」
櫻井さんが紹介してくれて、博さんが会釈をしてくれる。パッと見は30代後半ぐらいかな？柔らかい物腰で優しく微笑んでくれる。
お店の雰囲気が落ち着いてるのも、大将の人柄が滲み出ているのかもなと思った。
「なに頼む？なんでも美味いよ、ここ」
そう言って大野さんがメニュー差し出してくれる。おつまみから一品料理までたくさん種類があって、どれも美味しそう。
櫻井さんがアルコールのメニューも出してくれる。日本酒や焼酎が主みたいで、強そうなお酒の名前がずらっと書き連ねられていた。
「倉野ちゃん、飲めるお酒ある？この間はカクテルやサワーが多かったよね」
相葉さんが心配そうに尋ねてくれる。確かにこういう類のお酒は普段はあまり飲まない。
二宮さんもちらりと私に視線を向けた。
「でも折角だし、こんな機会でもなければ飲まないから、今日は挑戦してみます！」
「おっ、いいねー！」
倉野ちゃんの分は俺が持つからじゃんじゃん飲んでよ、と相葉さんが乗せてくる。
ヒロシ、じゃない博さんにメニューの説明を受けて、最初は女性でも飲みやすい芋焼酎の水割りを頼んだ。
そんな私を見て二宮さんがこっそりため息をついていたことに私は全く気付いていなかった。
「じゃあ、乾杯！」
一通りの料理とお酒が運ばれてきて、相葉さんの音頭でそれぞれにグラスを鳴らす。
料理は繊細かつ上品な味付けで、どれを食べても美味しくて、大野さんの言葉に嘘はなかったと心の中で頷く。
「倉野さん、お酒大丈夫？強くない？」
松本さんが心配をしてくれたけれど、大丈夫ですと返す。恐る恐る飲んでみたけど、そんなに強くなく、むしろ飲みやすかった。
たぶん薄めて作ってくれたんだろう。
これなら何杯でもいけるかも、なんて酒豪みたいな考えが頭をよぎった。
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よっしー - 2度目です。何回読んでもいいですね(*^.^*)本当に更新待ってまーす＼(^o^)／ (2018年4月29日 11時) (
レス) id: a1ac4d5582 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんにちは☆これからも更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月25日 13時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - よっしーさん» コメントありがとうございます！ちょっといま更新が滞っていてすみません…！でも続きが読みたいのお言葉が嬉しくて頑張れそうです。もう少しお待ちください(*^_^*) (2017年7月11日 22時) (レス) id: 9502643afc (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - とっても続きが楽しみです(^o^)更新まっていますね(^_-)ニノの過去がちょっと気になるかな？“もう彼女なんていらないわ”ってセリフ気になる〜。早く続き読みたいです(^o^)/ (2017年7月4日 21時) (レス) id: aab48ffb53 (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - あさみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！早々に相葉さんを登場させてしまってすみませんヽ(；▽；)ノこれからも甘い雰囲気を心がけて書いていきますね！ (2017年5月27日 2時) (レス) id: 69438d7547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東 | 作成日時：2017年5月11日 0時
