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「あっ、おはようございます！」
「オハヨーゴザイマス。って、なんか会社みたいな挨拶だね」
思わず頭を下げて挨拶をした私を見て、二宮さんがおかしそうにククッと笑う。
わあ、本当に、二宮さんだ。
なぜか妙に感動していると二宮さんが、クンクンと匂いを嗅ぐように鼻を動かした。
「それ、俺も貰えたりする？」
そう言って指差したのは私が持っていたマグカップ。
「あ、はいっ！でも…」
「でも？」
「ドリップパックだけど大丈夫ですか…？」
私の質問に二宮さんは目を見開いててキョトンとした表情になった。
「なんで？」
「いやプロの方はインスタントは嫌かなと…」
「べつに？そういう人もいるかもしんないけど俺は拘りとかないから。飲みたきゃコンビニのコーヒーでも飲むよ」
「わかりました…！早速いれますね！朝ご飯も食べますか？」
「うん。あるなら貰う」
パンが良いというリクエストだったから、オーブントースターに食パンをセットする。その間にまたお湯を沸かしてコーヒーをいれる準備をする。なんだか嬉しくなって自然と顔がにやけてしまう。
なんでだろ？
いつもいれてもらってるから、逆にいれてあげられるのが嬉しいのかな。
緩む頬をペチペチと両手で叩きながらなんとか準備を終えた。
「お待たせしました」
部屋に入ると二宮さんはテレビの前のソファーで体育座りになってスマホをいじってた。
また何かのゲームかなと思い、ゆっくりとテーブルにお盆を置く。
「あ、ゴメン。ありがと」
「いえいえ。また新作のゲームですか？」
「まあね」
「今度のは期待できそうですか？」
「うーん。シナリオは期待できそうなんだけど、システム面がちょっとまだ荒いかな。グラフィックは今のトレンドを押さえてるけど、今いちパッとしないから、今後のアップデート待ちってところ」
うん。なんかすごい情報量だった。
理解はできてないけど、情熱は感じました…！
食器を並べていただきますと手をあわせる。
食事の内容的に失敗しようがないメニューだから、味の心配はしていない。それよりも二宮さんがマグカップに口をつけた時が、最高潮に緊張した。
ゴクリと喉を鳴らし飲み込んだのを見て、ドキドキしながら二宮さんの言葉を待つ。
「うん。おいし」
別に誰がいれても同じのドリップパックのコーヒーだけど、二宮さんが褒めてくれて、私はどうしようもないくらい幸福な気持ちで胸がいっぱいになった。
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よっしー - 2度目です。何回読んでもいいですね(*^.^*)本当に更新待ってまーす＼(^o^)／ (2018年4月29日 11時) (
レス) id: a1ac4d5582 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんにちは☆これからも更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月25日 13時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - よっしーさん» コメントありがとうございます！ちょっといま更新が滞っていてすみません…！でも続きが読みたいのお言葉が嬉しくて頑張れそうです。もう少しお待ちください(*^_^*) (2017年7月11日 22時) (レス) id: 9502643afc (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - とっても続きが楽しみです(^o^)更新まっていますね(^_-)ニノの過去がちょっと気になるかな？“もう彼女なんていらないわ”ってセリフ気になる〜。早く続き読みたいです(^o^)/ (2017年7月4日 21時) (レス) id: aab48ffb53 (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - あさみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！早々に相葉さんを登場させてしまってすみませんヽ(；▽；)ノこれからも甘い雰囲気を心がけて書いていきますね！ (2017年5月27日 2時) (レス) id: 69438d7547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東 | 作成日時：2017年5月11日 0時
