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そう言うと二宮さんはあっという間にすうすうと寝息を立て始めた。
私は起こさないようにそっとベッドから降りると、忍び足で浴室に向かう。
ぐしゃぐしゃになった衣服を脱ぎ、浴室に入り熱いシャワーを思いっきり頭から浴びる。
熱い飛沫が体を伝うと、今更ながらに心臓が早鐘を打ちだした。
二宮さんが私の部屋にいる…！
慌ててたから部屋の様子を確認できてなかったけど、散らかってなかったかな？
ていうか、寝顔見られてた！？
というか、運んでもらったってことは、多分おんぶされて帰った？体重今何キロだっけ？
もしかしたら二宮さんより重いかも！？
一気に色んなことが脳裏をよぎり、思わず頭痛がした。これが飲み過ぎのせいなのか、考えすぎのせいなのか、なんてどうでもいいことが頭を過ぎる。
浴室から出て頭を乾かし、大急ぎで簡単にメイクを済ませて、友達とのお泊まり用に買った可愛い部屋着なんかに着替えてようやく部屋に戻った。扉をゆっくりと開けて様子を伺う。
1Kの私の部屋の隅っこで、二宮さんはまだベッドに横になってた。ほっと胸を撫で下ろし、キッチンに立ち朝食の準備に取りかかる。
二宮さんて朝は何派なんだろ？そもそも食べるのかな？とぐるぐると考える。
とりあえず目玉焼きとベーコンをフライパンで焼く。トマトとレタスの簡単なサラダも準備して、あとはパンかご飯か選んでもらおう。
でもシンプルな食事に心配になってくる。
なんかもっとこう、ぐりーんすむーじーとかエッグなんちゃらとか女子力高めな朝食が作れたらなあ。
いや、でも背伸びしても仕方がない。
開き直ってコーヒーを飲もうと思いお湯を沸かす。最近は更にコーヒーが好きになってきて、朝は必ず飲んでる……ドリップパックだけど。
なかなか自分で豆を挽いてとか、そこまで本格的にはやってない。
二宮さんも飲むかな？
でもプロだし、こういうお手軽なのはあんまり好きじゃないかも。
まあ、いいや。これも飲みたいって言われたら、その時に新しくいれよう。
とりあえず自分の分を準備する。
お湯が沸騰してマグカップに注いでいけば、あっという間に香ばしく良い香りがキッチンに充満した。砂糖とミルクを一杯ずつ入れて一口含むと、頭がシャキッと冴えたような気がする。
うん、誰がいれても同じだけど、このコーヒーも美味しい。その時、背後から声がした。
「良い匂いしてるね」
振り返ると扉に寄りかかって、二宮さんが私を見てた。
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よっしー - 2度目です。何回読んでもいいですね(*^.^*)本当に更新待ってまーす＼(^o^)／ (2018年4月29日 11時) (
レス) id: a1ac4d5582 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんにちは☆これからも更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月25日 13時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - よっしーさん» コメントありがとうございます！ちょっといま更新が滞っていてすみません…！でも続きが読みたいのお言葉が嬉しくて頑張れそうです。もう少しお待ちください(*^_^*) (2017年7月11日 22時) (レス) id: 9502643afc (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - とっても続きが楽しみです(^o^)更新まっていますね(^_-)ニノの過去がちょっと気になるかな？“もう彼女なんていらないわ”ってセリフ気になる〜。早く続き読みたいです(^o^)/ (2017年7月4日 21時) (レス) id: aab48ffb53 (このIDを非表示/違反報告)
東(プロフ) - あさみさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！早々に相葉さんを登場させてしまってすみませんヽ(；▽；)ノこれからも甘い雰囲気を心がけて書いていきますね！ (2017年5月27日 2時) (レス) id: 69438d7547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東 | 作成日時：2017年5月11日 0時
