if… ページ6
『ねぇ、A…もしも、さ』
ソファでお茶を飲みながら、まったり過ごす夜。
私たちはもしもの話をする。
もしも海外旅行に行くなら…
もしもファミレスで食事するなら…
「今日は海斗くんのおごりね♪」
『まかせとけ!何でも食べなさい』
スマホで地図や観光名所をみたり、アプリで新メニューをみたり、楽しんでいる。
さて、今日のお題は何でしょう??
『ねぇ、A…もしも、さ。あのさ///』
「ん?顔、赤いよ」ナデナデ
『もしも俺たちが結婚して子どもできたら…男の子か女の子、どっちがいい///』
「///か、海斗くん!自分で言っといて照れないでよ///」
『アハハ///ごめんごめん』
「ん〜、そうだな〜、女の子がいいかな〜。ふたりで海斗くんのコンサートを観にいきたいな」
『エモッ!それ、いいっ!!』
「うちわも持つから神対応のファンサしてくれる?」
『いや、俺は平等にファンサする主義!それが我が子でも変えない』
「ひどっ!じゃあ、元太さんのうちわ持たせよっとw」
『それはやめて!元太だけはやめてw』
「で、名前はどうする?」
『宮近…ちかちゃんだなw』
「一生、恨まれるわw」
〜〜〜もしもの話〜〜〜
「パパにおはようしてきて」
子「うん、パパァ〜〜〜」
トテトテトテ…
『グェエ〜〜〜』
子「キャッキャッキャッ」
パタパタパタ…
『おはよう』
「おはよ。上に乗っかられた?すごい声が聞こえたよw」
寝起きのちゃかは用心と言われた海斗くんも、愛娘のおはよう攻撃にはメロメロだ。
私が起こすよりすんなり起きてくれるw
『ちか、ちょっと重くなった??』
「ちかちゃんも3歳だもんね。大きくなるよね」
子「おねえちゃんだもん♪」
『いや、まだ、ママは妊娠してな…「そういうことじゃないってw」
寝起きの海斗くんは相変わらずポヤポヤの赤ちゃん顔で、その赤ちゃんが抱っこしている可愛い女の子は目元がそっくりの長〜いまつ毛。
パパに似てくれてよかった…。
あとは成長した時の胸の大きさだわ。
『胸は大きさじゃない揉み心地だよ、A』
女の子とわかった時から心配していた私にそう熱弁をふるってましたけど…、
授乳期にカップアップした胸をみて嬉しそうにデレデレしていましたよねっ!
痛いって言ってんのに触りましたよねっっ!揉みましたよねーーー!!
絶対に忘れないから(恨)
子「ママ、チュー」
「あぁ、そうね」
ちかちゃんの合図で毎朝恒例のキスをした。
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作者名:みー | 作成日時:2020年11月23日 0時