17日目 ページ46
旅行に向けて、私たちは着々と準備をすすめていった。
るいの休暇もOK。
ホテルも航空券の予約もOK。
旅行先での注意点もOK。
「海斗くん、アイロンかけたシャツはクローゼットにあるからね」
『ありがと。また明日、空港で会おうね』
さて、急いで帰って自分の荷物を準備しなきゃ！
大体の準備はできている。
花火用にるいとＷカイトコーデする服は用意してある。
「問題は明日着る服…どうしよう」
はじめて海斗くんと家以外で会う。
そう思ったらついつい気負ってしまい、決まらない〜！！！
「もう、朝…。完璧な寝不足だわ」
小学生の頃の遠足前を思い出したｗ
空港に向かう電車でるいと合流する。
友「北海道スイーツ、楽しみ〜」
「チーズスフレの食べくらべしたい！」
空港に着いて、ロビーで時間つぶし。
友「きたきた」
遠目でみてもわかるＷカイトの姿。
目線はあわせずに近くのソファに座ってきた。
チラッとみたら、いやいや海斗さん、マスク越しにこっちガン見しすぎでしょｗ
友「ｗｗｗこれ見て」
海人おはよー。すぐに見つけたよ!海斗がずっと可愛い可愛いってつぶやいてて怖いんだけどw
「もうアウトじゃん…」
A警察、呼ぶよ
宮近ごめん、もう見ない!見ないから!!
海斗くんが今日のコーデを気に入ってくれて、本当は嬉しいんだけど…。
Ｗカイトから離れて、搭乗口に向かった。
「さっきのＷカイトだよね？ふたりで旅行とかめっちゃ可愛いんだけど」という声が聞こえた。
気付く人は必ずいる。気をつけていかなきゃな…。
飛行機は真ん中の4列をあわせて座席指定した。
私たちはＷカイトなんて知りませんみたいな顔をして座席に着く。
千歳に向かう飛行機はちょうどプロ野球チームの移動に重なっていたので、周りも野球ファンが多くて助かった。
『(A…)』
ブランケットの下からつついてきた海斗くん。
お互いブランケットで隠して、そっと手をつないだ…。
寝不足にプラスして海斗くんの手のぬくもりに安心して、離陸前に眠ってしまった。
「うわっ！」
友「爆睡だったね。もう北海道に着いちゃったよｗ」
着陸の振動で目が覚めた。
あとから聞いたら、海斗くんと私は頭がくっつくスレスレのところで爆睡しあっていたらしい。
うみくんも爆睡だったので、るいひとりがヒヤヒヤしていたそうだ。
つなぎっぱなしの手に一度ギュっと力を込めてから海斗くんはそっと離した。
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みー(プロフ) - もさん» コメントありがとうございます！とても励みになります。更新遅いですが、もう少し続けようと思いますのでよろしくお願いします♪ (2020年7月10日 0時) (
レス) id: 8ed4c8e750 (このIDを非表示/違反報告)
も - すごくすごく面白いです！何回も読み返してます！ちゃかちゃんも主人公ちゃんも可愛くて癒されてます！ (2020年7月8日 22時) (レス) id: 7a7cf89df3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー | 作成日時：2020年5月27日 16時
