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その美しい銀色の睫毛に見惚れながらも彼は用意したプレゼントの開けた。
「…目を開いて。」
澄み透る緑色のドレスシューズが彼の両手の上に乗っている。
デザインは派手過ぎす、Aの持つドレスととても相性が良いものだった。
「素敵…嗚呼、エドワードとっても嬉しいわ。」
履いてみても？と興奮のあまりAは侍女を呼ぼうとしたところ、彼がとめた。
俺がやろう、と言い出したのだ。
なんと、あのシャイなエドワード・ミッドフォードが自ら！
羞恥のあまり目を合わせることは出来なかった。
A はドレスを少しつまむと細い足首が顔を出す。エドワードは震えながら足首を支え、今履いている靴を脱がした。
(俺は何をやっているんだ、こんな破廉恥な…)
だがしかし、このままという訳にも行かまい。プレゼントのドレスシューズをきちんと両足に履かせると、Aは立ち上がって何歩か歩いてみたりステップを踏んでみたりしてエドワードにどう？と問いかける。
暫くするとAは自分が殿方に足首を見せて歩き回っていたことを思い出した。
(だからエドワードは何も言わなかったんだわ…)
月が高く昇り寝静まる前に彼女はエドワードに謝罪をした。
「ごめんなさいエドワード、私ったらあんな…」
「い、いや、あのあまりにもお前が綺麗だったから何も言えなくて、あの」
え？聞き間違えであっただろうか彼女は顔を上げてエドワードの方を見る。
「髪も高く結われていてとても可憐だ、俺こそ何も口が良いことを言えずにすまない」
大いに驚いた、そして安心した。彼は私をはしたない女だと感じなかったそれだけで救いだった。
「私、貴方のそういう所が好き…」
「…は？」
言ってしまったもう遅いエドワードは風邪をひいた様に顔を赤くしている。
それはAも然り。
「お、おやすみなさい！エドワード！」
「お、おおおおおやすみA！」
バタンと音を立てて部屋を出る。
(私はなんて恥ずかしいことを言ってしまったのだろう…)
(か、かかかか彼女は今なんて…？俺が好きだと？？？？)
2人の初々しいクリスマスは幕を閉じた。
fin.
自分で書いておきながらこの2人の仲結構お気に入りです。
(本当はもっとお兄様と絡ませたかったなんて)
少し早いですが、皆様メリークリスマス。本当に久しぶりの更新で申し訳ございません。
これからもよろしくお願いいたします。
終わり
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Lolita(ロリィタ)(プロフ) - gn125さん» コメントありがとうございます。シエルの話は結構設定が濃いので作るか迷ったのですが、面白かったと言って貰えて嬉しいです！更新頑張りますね！ (2019年2月25日 7時) (
レス) id: b857b8dd65 (このIDを非表示/違反報告)
gn125 - シエルの話が面白かったし何より、書き方が好きです!更新待ってます! (2019年2月24日 22時) (レス) id: 1223e64b98 (このIDを非表示/違反報告)
Lolita(ロリィタ)(プロフ) - 栞羅さん» コメントありがとうございます。初のソーマ夢ですからそう言ってもらえて嬉しいです…！ネタが思い付き次第更新しますね！ (2019年1月18日 18時) (レス) id: dd507df12a (このIDを非表示/違反報告)
栞羅(プロフ) - ソーマのお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年1月17日 0時) (レス) id: 3e8d4c92cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lolita(ロリィタ) | 作成日時：2019年1月4日 22時
