エドワード▼ ページ1
設定:グレイ伯爵の妹。エドワードとは幼なじみ的な
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彼にAの美しさを語らせると日が暮れる程では済まない。
「Aの宝石が埋め込まれたとしか思えないあの瞳、赤く柔らかな唇。そして何より…」
「分かったっつうの！！何回目だよ！」
エドワードの言葉を遮りズカズカと校内を歩く。
このやり取りをエドワードとチェスロックは入学当初からずっと続けている。
長々とAの良さを語っておいて、いざチェスロックが「そんなに言うなら会ってみてぇな」と口を滑らせた日には彼はとてつもなく怒る。
そんな矛盾した行動にはもう慣れっこであった。
しかし、今日は何時もの様にはいかなかった。
「…ミッドフォード？」
急に口を尖らせて黙り込んだエドワードを不審に思うとしどろもどろとした言葉が口から出てくる。
「今年のクリケット大会、彼女が来る…」
しばしの沈黙。
破ったのは勿論チェスロックで。
「毎年来なかったじゃねぇか！？」
Aは生まれつき身体が弱く、季節の変わり目は如何しても体調を崩すことが多く今まで一回もクリケット大会の招待を受けてもらったことが無かった。
「今年は体調も安定してきているし、Aも強く願った為。後夜祭だけ、グレイ伯爵から許可が降りたと聞いた。｣
「お前も妹関係はアレだけど、グレイ伯爵もなかなかだな。」
チェスロックは苦笑いしか出来なかった。
彼が如何して沈んだ表情のままなのかチェスロックは分からなかった。
「何だよ、応援に来てもらえんのに嬉しくねぇのか？」
いや、その…などエドワードは言葉を濁らせる。
意を決した様にグッと顔を上げると彼からは信じられない言葉が口から出た。
「彼女と、顔を合わせて喋ることが出来ない。」
チェスロックの盛大な「は！？」がウェストン校に谺のように響いた。
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Lolita(ロリィタ)(プロフ) - gn125さん» コメントありがとうございます。シエルの話は結構設定が濃いので作るか迷ったのですが、面白かったと言って貰えて嬉しいです！更新頑張りますね！ (2019年2月25日 7時) (
レス) id: b857b8dd65 (このIDを非表示/違反報告)
gn125 - シエルの話が面白かったし何より、書き方が好きです!更新待ってます! (2019年2月24日 22時) (レス) id: 1223e64b98 (このIDを非表示/違反報告)
Lolita(ロリィタ)(プロフ) - 栞羅さん» コメントありがとうございます。初のソーマ夢ですからそう言ってもらえて嬉しいです…！ネタが思い付き次第更新しますね！ (2019年1月18日 18時) (レス) id: dd507df12a (このIDを非表示/違反報告)
栞羅(プロフ) - ソーマのお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年1月17日 0時) (レス) id: 3e8d4c92cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lolita(ロリィタ) | 作成日時：2019年1月4日 22時
