コード・ブルー（ Ⅲ ） 9→10［前編］ (ページ37)

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藍沢は藤川の方へ戻った。

藤川「ざまあだな、倉科w」

『…あんたもねw』

藤川「ふっ…w

徒手整復するのか、痛そうだな」

藤川も左肩が脱臼している。

藍沢が元の位置に戻すようだ。

藤川「なるべく...うっ...くっ...はぁはぁ...」

痛くしないでほしいと言う感じの藤川だったようだが、藍沢は容赦なく整復する。

藤川「こんな事なら。はるかの言う事聞いとくんだった。

うぅっ...うぅっ！うぅ...っ、、

はぁはぁ...」

冴島も苦しむ藤川に涙が溢れる。

藤川「やっぱり、冴島はるかはいつも正しい…
すぐに整形外科に移れるよ」

すると…

レスキュー隊員「準備いいか？」

レスキュー隊員「準備よし」

レスキュー隊員が瓦礫を持ち上げる準備が出来たからなのか、体勢に入った

レスキュー隊員「少し動かします」

レスキュー隊員「ゆっくり上げ、ゆっくり上げ」

しかし…瓦礫が持ち上がった瞬間

藍沢「VTだ、除細動」

冴島「はい」

しかし、除細動をするが…戻らなかった。

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そのころ…B地点緋山。

村岡さんの許可を取り
ひとみさんの体にメスを入れた。

緋山「女の子だ、やっぱり低酸素になってる。」

すぐさま搬送しないと赤ちゃんは助からなくなる

緋山は白石に連絡をとった。

緋山「白石、救急隊来てる？？」

白石「瓦礫のすぐ外にいる、ヘリも待機させてる」

先程名取が見つけた僅かな穴から救急隊が来てるのが見えた。

救急隊員「お願いします」

緋山「ゆっくりいきますね」

ゆっくりと、胎児を救急隊の方に渡していく緋山

救急隊員「受け取りました」

無事にたどり着いたようだ。

緋山「アプガー3で挿管してます、低体温に注意してください」

救急隊員「分かりました」

緋山「お願いします」

次に消防隊員を診ることを決めた緋山だった。

救急隊員「赤ちゃんを優先して運ぶぞ」

これできっと赤ちゃんは助かるであろう。