コード・ブルー（ Ⅲ ） 9→10［前編］ (ページ26)

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横峯「山田賢治さん22歳、血圧80の50、心拍125
両側大腿骨折でショック状態です」

「「「1、2、3！！！」」」

橘「ここは任せろ、お前はヘリで現場に戻れ」

横峯「お願いします」

灰谷「...レベル1つなぎます」

A地点

上からずっと水が滲みだしていた。
止まる気配もない、むしろ増えているようだ。

藍沢「これ地下水か？」

C地点

救命士「血圧114の76です」

藤川「よし、これで上に運べる、お願いします」

救命士「はい」

次の患者を見るために準備を始めたらさっきの子供が居るのが分かった

藤川「戻ってきちゃったか」

『あ、ももかちゃん。おでこからも血が出てる。
頭打ったかな？』

ももか「わかんない…」

『とりあえず、ガーゼ貼らせてね？』

とAは処置をし終わると…

ももか「ママは？」

『ママ？ママときたの？？』

ももか「ママどこ？」

とフラフラ歩き出す。

『あ、ももかちゃん！まって…！危ないから！！』

藍沢「白石聞こえるか？」

白石「何？」

白石はホワイトボード前にいた。

藍沢「地下水か何か分からないが天井から滲みだしてる。建設業者に問い合わ...」

話してる途中で藍沢は
雪村の後ろの天井が崩れ落ちたのが目に入った。

咄嗟に患者と雪村を庇う体勢に入った瞬間藍沢の
全身に重い土砂が落ちてきた。

一方、C地点の藤川、Aは…

メリメリと音がしたと思って天井を見たら子供の真上からヒビが入ってた落ちてくるのが目に入った。

藤川は、急いで子供のところに走って抱き抱える形で子供を守った。

Aも、ママを探して歩き出したももかちゃんを庇った。

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ゴゴゴゴッ...

ガタガタ...

藍沢との無線が途切れたと思った途端に
地上にも強い揺れがきた。

患者「キャー！！」

その場にいる人達が騒ぎだす。

白石「…え…、、、(なに…今の揺れ)」

地下に何かあったことはわかるが、医師たちにも何かあったのかもしれないと白石の背筋は凍りつく。

新海「(何があったんだ…？
まてよ、地下には確かAが…！！)」

横峯(今の揺れなに...？)

「安全確認します」

冴島「(まさか...)」

白石だけでなく、新海、冴島も蒼白になった。