コード・ブルー（ Ⅲ ） 9→10［前編］ (ページ24)

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『あぁ…結構深く擦りむいたのね。痛かったね、すぐ手当するからすこし消毒させてね。』

といいAは女の子の処置を終えた。

『はい、もう大丈夫よ。痛いのよく我慢したね。
えらかったね』

と撫でてあげると、ももかちゃんはふわっと笑った

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少しして、またヘリが到着した。

中から降りてきたのは新海だった。
今は藍沢が地下にいるため、頭部外傷の患者を診れる医師がいないため、白石が現場に来てくれるよう頼んだのだ。

消防隊員「こちらにお願いします！
あけてください、通してください」

新海「頭部外傷の患者は何人ですか？」

白石「3人居ます。新海先生オペが入ってなくてよかった。赤タグエリアお願いします。」

新海「分かりました」

消防隊長「白石先生！」

白石「はい！」

消防隊長「局所災害対応マニュアル通り翔北の先生に医療指揮をお願いします」

白石「分かりました」

それから本部が建てられ、白石は現場全体の指揮をとった

白石「よろしくお願いします」

一同「よろしくお願いします」

白石「搬送資源、周辺医療機関の受け入れの可否と搬送時間の情報はここに。
処置は必要最小限にして搬送を優先してください」

消防隊員達「はい」

白石「赤タグはDMATを中心に診療をお願いします」

DMAT「はい」

白石「黄色タグは浜岡記念病院の看護師を中心に」

看護師「はい」

白石「バイタルの変化に注意してください。お願いします」

一同「お願いします」

必要な指示を出すとスタッフは散らばった。

白石「状況報告お願いします」

一同「はい」

消防、警察が駅の地下鉄の地図を見て報告をする。

30代女性☆ 妊娠34週・頭蓋骨骨折 ☆

妊婦は痙攣をおこしはじめた...

正朗「あっ...ひとみ！
大丈夫なんですか？大丈夫なんですか！？」

緋山は藍沢へ繋ぐ。

緋山「頭の損傷が酷い。

藍沢こっちに来られる？
妊婦が頭部外傷で痙攣してる」

藍沢［無理だ、こっちも骨盤骨折でパッキング始めてる］

緋山「分かった」

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救急隊員「傷病者もう1人いるぞ！
手を貸してくれ」

救急隊員「はい。ごめんここでちょっと待っててね」

と救急隊員は男の子をおろした。

翔「...」

一方、藍沢は何度も落ちてくる水滴を気にしていた。

藍沢「(水…地下水か？)」