コード・ブルー（ Ⅲ ） 3→4 (ページ46)

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「どうしても愛来がパパに会いたいって言って聞かないから病院に来たんだけど、受付でいなくなってしまってね。」

愛来「ママぁ、パパは？どこー？」

『パパはまだお仕事してるから、もう少し待ってようね。』

愛来「パパに会えないの…？」

『(今日は、確かオペが2件続いてるって言ってた気が…)』

すると、藍沢はPHSで電話をかけた。

藍沢「愛来ちゃん、パパお仕事で今少しお休みができたから愛来ちゃんにあいたいって言ってるよ」

と藍沢はPHSを愛来の手に握らせた。

愛来「もしもし、パパ？
うん、愛来だよ？うんうん、ほんと？！

うん、ママいるよ？ママにかわゆ？

ママ、パパがママともお話しちゃいって。」

『ん？あ、はいはい。ありがと』

今度は愛来からAがPHSを受け取る。

『もしもし、？え、いいの？大丈夫？
あー、はいはい、わかったわ。

そっち行くわ、待ってて。』

といい、Aは電話を切ると藍沢に返した。

愛来「ママぁ、パパなんて？」

『パパ、愛来にすごーーく逢いたくて仕方ないんだって。どうする？パパに会いに行く？』

愛来「いく！！」

『よし、じゃあ行こうか！』

といい、Aは愛来を抱っこしようとしたが…

愛来「やーっ！」

『え？』

愛来「おねぇちゃんたちと行くの！！」

『愛来、おねぇちゃんたちはお仕事あるからいけないの。また、パパに会いに行って戻ってこよ？』

愛来「いーやーーっ！！」

『もう…、、』

藍沢「こうなったら、譲らないとこはお前に似てるな。」

『いらないとこ似ちゃってるんだよねぇ。』

白石「いいよ。連れて行って」

横峯「え？」

冴島「そうですね、雪村さんも行ってあげて？」

雪村「冴島さんまで、」

『ふたりとも、いいの？？』

冴島「ほかならぬ、愛来ちゃんのお願いだからね」

白石「うんうん。いい機会だから、愛来ちゃんのパパが誰なのか見ておいで(笑)」

緋山「あ、それいいじゃん。びっくりするよね」

藤川「え、それ俺も気になる！！俺も行く！」

冴島「藤川先生はだめです。」

藤川「えぇーー、なんでフェローだけ。ずるい～」

藍沢「今知らなくてもそのうちわかる。」

藤川「なんだよー、藍沢まで！」

こうして、愛来は雪村に抱っこされながら横峯をつれてAの旦那のもとへ向かった