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エレベーターには、藍沢と新海が乗っていた。
もちろん、話は天野奏のことだ。
新海「あっさり、ピアノを取るって言うんだ。
死ぬって事が漠然としてるんだろうなぁ、
あれぐらいの子は。」
ポーン
すると、途中でエレベーターが止まり、扉が開く。
白石「おつかれさまです。」
新海「お疲れ様です。
...白石先生どうですか？
藍沢、救命で迷惑掛けてませんか？」
白石「...口が悪くて少し困ってますけど、まぁそれは昔からなんで」
新海「何か2人よく知った仲って感じですね。」
白石「...それは付き合いが長いだけです。」
ポーン
新海は会釈して、エレベーターを下りる。
が、足を止めて振り返った。
新海「白石先生、今度お食事どうでしょう。」
白石「えっ？」
新海「藍沢の愚痴聞きますよ。」
そう言うと、新海は歩き出した。
エレベーターの扉が締まり動き出す。
白石「......今のどういう事かな？」
藍沢「そのまんまだろ、誘ってるんだ
(まったく…あいつが聞いたらなんていうか…)」
相変わらず、白石は鈍感だった。
-*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*-
こちらは、歩きながら話す緋山と雪村。
雪村「明日私もヘリに乗らせてもらいます」
緋山「指導ナースは誰？」
雪村「冴島さんです」
緋山「ふ〜ん、冴島が居るなら安心だわ」
雪村「あの、私1人でも…」
藤川「ああ、どうしよ！ああ困った」
緋山「なに？例の件もめてんの？」
藤川「いや、実はさぁ...あっいや、言わない。
言ったらまた怒られる」
『あははw』
横峯「冴島さんって厳しそう...
誰か他の人なら良かったのに。ねぇ？」
雪村「いえ、冴島さんで良かったです。1番できる人に認められなきゃ意味ないですから」
横峯「雪村さんってハート強いよね…」
そこへ、灰谷が。
灰谷「すいません、救急外来に来た患者さん2次では無理って言われちゃって」
藤川「はいはい」
緋山「はぁ...」
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作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年9月26日 20時
